企業は「調整力がある人材」を積極的に採用したいと考えています。調整力を持つ人材は、周囲と協力しながら目標達成に向かう力を持っているからです。調整力に強みがある学生は、積極的にアピールしましょう。

また調整力は大きな実績がなくてもアピールできます。この記事では、自己PRで「調整力」を魅力的にアピールする際のポイントや注意点を解説しています。

ESの自己PRでは「企業が求める人材」を意識しよう

自己PRは「企業が求める人材と自身の強みのマッチ度をアピールする場」であるということをまずは理解しましょう。どんな魅力的な強みでも、応募する企業が求める人物像にマッチしていなければ採用担当者の関心を得ることはできません。

また、今回のテーマでもある「調整力」は、「対立する意見をまとめる力」「チームを団結させる力」など、幅広い意味を持ちます。希望する企業や職種が、どんな性質の調整力を求めているのか、または、どんな調整力をアピールすれば効果的に伝わるか、なども事前に確認しておきましょう。

企業が社員に「調整力」を求める理由

仕事をスムーズに進められる

調整力がある人は、日頃から円滑なコミュニケーションを取り、周囲と信頼関係を築いていることが多いです。そのため問題発生時など周りとの連携が必要な場合も、関係者とすばやく協力し仕事をスムーズに進められます。

問題が発生してから周囲と連携を取り始めるのではなく、既に信頼関係が築けていれば、関係性を作る時間や問題解決に対応する時間が減り仕事の効率化が測れます。仕事を効率化できれば、関係者全員が円滑に仕事を進めることができます。

このように調整力がある人を雇うことは、社員全員の仕事の効率化につながるのです。

利害の対立を解消できる

仕事では、利害が対立する場面が多くあります。調整力がある人は、利害が対立する場面でも両者の意見を聞き入れ調整し解決策を講じることができます。また人脈づくりが上手く、人脈をいかした情報収集能力にも優れています。

調整力がある人には、日ごろから周りの情報が集まりやすいので、利害の対立が起こりそうな場面も想定できます。対立を想定できていれば解消策も見つけやすく、また未然に防ぐこともできます。

企業は調整力がある人に対し、周囲の状況や意見を考慮した上で、関係者全員をゴールへと導いて欲しいと期待しているのです。

リスクに気づくことができる

仕事上では、リスクがつきものです。調整力がある人の「人脈をつくる力」「情報を収集する力」は、仕事上のリスク管理にも役立ちます。日ごろから周囲の状況を把握しているからこそ、リスクが起こりそうな兆しにもいち早く気づくことができるのです。

企業は長く生き残っていくことがとても大切です。そのためには、損失がでる事態はできるだけ避け、それでもなお起こってしまった事態に対しては損失を最小限にとどめなければいけません。

リスク管理能力が長けている調整力がある人は、企業の生き残りのために欠かせない人材なのです。

目標達成へ向かう力

調整力がある人は、さまざまな状況を考慮したうえで目標を示し、全体を成功へ導くことができます。

企業は収益の拡大や、顧客満足度といった目標や目的をもって活動しています。そのため目標達成にこだわる人材は特に必要とされています。

企業が「調整力」をアピールする学生に対しイメージするのは「企業が掲げる目標に積極的に関わってくれるだろう」「さまざまな状況を考慮し、周囲を巻き込んで目標達成に向かってくれるだろう」という姿です。

合意形成へと進める力

調整力があれば、集まってくる情報をもとに関係者の潜在ニーズに気づき、全員が納得する形で合意を得ることができます。

利害関係が生まれやすいビジネスの場では、取引先や顧客などの潜在ニーズを捉えることがビジネスを発展させていくために重要なことです。潜在ニーズに気づくためには、日ごろから周りの人と関係を深め信頼関係を築く調整力が必要なのです。

企業は調整力のある人に対し「相手の目的や状況を理解し潜在ニーズに気づく力」「関係者が納得できる折衷案を提示し合意を得る力」に期待しているのです。

自己PRで「調整力」を魅力的に伝える書き方のコツ

構成はPRET法を意識する

PREP法

Point:結論(アピールポイント)
Reason:理由
Example:具体例(具体的なエピソードや経験)
Point:結論

自己PRを書く際は、シンプルながら要点が伝わりやすい「PRET法」を意識して書くことをおすすめします。PRET法は「Point:結論」「Reason:理由」「Example:具体例」「Point:結論」という順序で構成する手法です。

PRET法の特徴は、書き出しに結論(アピールポイント)を一文で端的に述べるところです。初めに結論を述べることで、相手が読み初めから文章の内容を把握できるからです。

続いて、結論を裏付ける理由や具体例を述べます。相手の「なぜそう言えるの?」という疑問に答える内容にするとわかりやすい文章になります。そして最後に、もう一度結論を述べます。

再現性のあるエピソードを書く

結果を裏付けるエピソードに特別な経験や実績は必要ありません。人間性をアピールする場合は、輝かしい実績よりも、その人間性を身に着けるために主体的に動いた過程が重要です。結果に捉われず、自分の強みを発揮できたエピソードを選びましょう。

またエピソードを選ぶ際は「再現性がある」と評価されるものがおすすめです。例えば、意見の対立があっても円満に解決したエピソードや、問題発生時も周囲と協力して解決できたエピソードなどです。ビジネスの現場でも起こり得る事態も「調整力」を発揮して解決できた人材は、入社後もその能力を発揮して活躍してくれると企業は期待してくれるでしょう。

学んだことを仕事でどのように活かすか伝える

文の最後には「エピソードから学んだことを仕事でどのように活かすか」を伝えます。入社後も調整力を発揮して活躍したいという意欲を伝えることで、企業はあなたを入社させることにメリットを感じます。

例えば、下記のような表現で伝えると効果的です。

  • チーム内の課題を見つけながら、周囲と協力して業務に取り組みたい。

  • 入社後も相手を尊重しつつ、目標達成のために取り組みたい。

  • 意見の対立があっても粘り強く交渉する力は、営業の仕事でも役立つと思います。

  • 培った調整力を活かし、貴社の売上アップに貢献したい。

  • 双方の立場で物事を調整した経験は、貴社の○○という仕事でもお役に立てると思います。

別の言葉で言い換える

調整力は別の言葉で言い換えることができます。場合によっては、調整力よりも他の言葉で言い換えた方が効果的に伝わる場合もあるため、言い換えの表現を下記で押さえておきましょう。

  • 協調性
  • 相手のニーズを引き出す力
  • 傾聴力
  • 合意を得る力
  • リーダーシップ

このように調整力を別の言葉で言い換えることによって全く異なる印象を与えることができます。企業の求める人物像を把握した上で最適な言葉で言い換えるようにしましょう。

上記のように言い換えた場合の例文は本記事後半の「調整力」を言い換えて書く例文」で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

サークル

例文

私の強みは、調整力です。周囲の意見を取り入れつつもブレずに目標達成に向かうことができます。学生時代はサークルの部長を務め、特に多い運営側の意見でもあった「新入部員の対応が大変」「加入後すぐに辞めてしまう部員が多い」という問題に取り組みました。

私は、①入部できるタイミングを「随時」から「年3回」へ変更することと、②入部前にサークルの規約を渡し質問を受け付けることを提案し、周囲の合意を得て実行しました。

「入部時期に制限を付けることで新入部員の数が減るのではないか」という意見もありましたが、結果は、入部を希望する人数の減りはありませんでした。加えて、運営側の負担軽減と入部後すぐに辞める部員数を大幅に減らすことができました。

仕事においても、チーム内で意見が分かれた際は、周囲の意見を取り入れつつ、目標達成に向けて最善の選択を心がけたいです。(400字以内)

新入部員対応を行う運営側と、入部後不安や疑問を抱え辞めてしまう新入部員、両方の意見を反映させる解決策が示されており、調整力があることが分かります。

また周囲の意見を取り入れつつも目標達成に向けて信念を通す姿は、調整力の高さをアピールできています。

アルバイト

例文

私の強みは、目標達成のために計画を調整し立て直すことができる「調整力」です。家庭教師のアルバイトでは、部活と勉強の両立に悩む学生を担当しました。当初は平均点を下回る状況だったので、成績を今より10%上げる目標をたて、すぐに学習計画の見直しに取り掛かりました。

計画を立て直すにあたり、生徒が勉強より部活に比重を置きたい期間は、生徒の思いを尊重し学習時間を減らすなど生徒の気持ちに寄り添いました。一方で、学習時間を減らす場合は、通学時間や早朝など隙間時間に取り組める教材を充実させたり、確認テストの頻度を増やすなどして知識の定着に力を入れました。その結果、生徒の成績もあがり目標を達成することができました。

仕事においても、問題が発生した場合は、敏速な状況把握と柔軟に計画の立て直しに取り組み、目標達成を目指したいです。(400字以内)

結果が出ていない状況から新たな目標を立て、その後すぐに行動に移せた姿は、調整力があることを示しています。

また、生徒の気持ちを尊重し学習時間を減らすだけではなく、学習時間を確保する対策も提案している姿は「難しい状況でも諦めずに目標を達成しようとする強い意思」が伝わります。

部活

例文

私の強みは、人と人の間に立って円滑に物事を進める調整力です。

大学ではバレー部のマネージャーを務めました。その当時、キャプテンと副キャプテンの考え方の食い違いによって、練習メニューが定まらず部員全体が同じ目標を持てない状況が続いていました。

私はキャプテンと副キャプテンだけではなく、部員全員の意見を聞き考えを整理する中で「大会で勝ち上がりたい」という気持ちの共通点を見つけ、双方に伝えました。その結果、お互いの意見を聞き入れてくれるようになり、徐々にわだかまりが溶けていきました。大会では惜しくも負けてしまいましたが、全員で話し合い同じ目標に向かって戦えた経験は、大きな学びとなりました。

入社後も調整力を活かして、チームの仲介役として役割を果たしたいです。(350字以内)

対立する意見の間に立って双方の共通点を見出し、チームが一丸となるための働きができており、調整力があることを示せています。

また双方の意見をただ伝えるだけでなく、部員全員の意見を聞き整理できているところも評価されるポイントです。

「調整力」を言い換えて書く例文

「調整力」は「多様な意見を取り入れることができる」「相手の話を深く聞き、相手を尊重できる」など、さまざまな能力が含まれます。調整力を「協調性」「相手のニーズを引き出す力」「傾聴力」といった言葉に言い換えてアピールするのも効果的です。

採用担当者があなたの特徴を想像しやすいように「多様な意見を取り入れ、周囲と協力できる」「自分の意見を一方的に説明するのではなく、質問力を使って相手のニーズを引き出す」など、伝え方を変えることで他の応募者と差別化ができます。

調整力を「協調性」に言い換えた例文

例文

私の強みは、協調性です。多様な意見を取り入れ、周囲と協力して目標達成に貢献します。

大学時代に文化祭の実行委員会でダンスコンテストの担当をしましたが、実行委員の中でも、担当以外の出し物には関心が薄く、どんな出し物があって誰が担当しているのかなど把握しにくい状況でした。

そこで私は、みんなで協力して文化祭を盛り上げたいと考え、他の企画にも積極的に声をかけ、全体で話し合う機会をつくるなどして周囲との交流をとることを心がけました。

結果、文化祭は盛況に終わり、観客数も前年比2倍を達成しました。

入社後も良好なコミュニケーションを心掛け、周囲と連携して目標達成に貢献したいです。(300文字以内)

どんな仕事でも一人では完結しません。周囲と適切にコミュニケーションを取り、周りの状況を理解しながら気配りができる協調性は魅力的なアピールポイントです。

調整力の中でも「対人関係を作る力」「意見をまとめる力」を発揮したエピソードがあれば、「協調性」を強みとしてアピールした方が効果的に伝わるかもしれません。

協調性をアピールする際は、「馴れ合いな関係」と伝わらないように注意しましょう。馴れ合いの関係は、向上心や目的意識が低い印象をあたえます。あくまでも周囲と良い関係を築き成果を出す「協調性」をアピールしましょう。

調整力を「相手のニーズを引き出す力」に言い換えた例文

例文

私の強みは、相手のニーズを引き出す質問力です。自分の意見を一方的に説明するのではなく、質問力を使って相手のニーズを引き出し成果に繋げます。

学生時代はアパレル販売のアルバイトをしました。接客する際には、いきなりおすすめの商品を案内するのではなく、初めにお客様がリラックスしてお買い物ができる環境を整えます。次にお客様がお探しのアイテムの質問を投げかけ、ニーズを引き出します。こちらから商品案内を積極的に行うのではなく、まずはお客様の声に耳を傾けることを心掛けました。丁寧な接客を心掛けた結果、アドバイザーとしてたくさんの指名をいただけるようになりました。

私は相手のニーズを引き出す為には、「信頼関係の構築」と「適切な質問」の二段階が必要だと考えます。入社後は質問力を活かし、貴社の売上アップに貢献したいです。(400字以内)

相手のニーズを引き出すための「質問力」は、相手の意見を聞き調整していく「調整力」と重なります。

例文のように、輝かしい実績はなくても、成果を出すために必要な手段を学んだ経験は、結果を裏付ける魅力的なエピソードです。

相手の潜在的ニーズを理解する力がある人材は、相手の中にあるニーズを引き出すための「質問力」が優れています。効果的な質問をするための要素でもある「情報整理力」「説明が上手」といった特徴が調整力と重なります。

調整力を「傾聴力」に言い換えた例文

例文

私の強みは、傾聴力です。環境や価値観が違う相手に対して、相手の話を深く聞き、尊重する姿勢で信頼関係を築き成果に繋げます。

学生時代は、異文化交流のセミナーやイベントに積極的に参加しました。初めは、価値観が違う外国の方との交流を難しく感じる場面もありました。しかし、相手の表情や話の背景を読みとり、話を深く聞くことで良好な信頼関係が築けることを実感しました。卒業前にはイベントを主催するお手伝いにも参加し、異文化交流の楽しさ、難しさを沢山の学生に伝えられたことが私の喜びです。

外国の方と信頼関係を築けた経験を活かし、インターナショナルな貴社において様々な背景を持つスタッフの方と協力して業務に取り組みたいと考えています。

(350字以内)

良好なコミュニケーションを取るために欠かせない「傾聴力」は、相手の話を聞き成果に繋げる「調整力」と重なります。

相手の立場や意見、感情に寄り添い真摯に向き合う人は、周囲からの信頼も得ることができます。

企業にとって、社内外スタッフやお客様と信頼関係を築き深めていける人材は、とても貴重な存在です。ですから、信頼関係につながる傾聴力をうまくアピールできれば、採用担当者の関心を得ることができるでしょう。

また外国の方との交流で多彩な価値観に触れ、価値観の違いに対応できた経験は、傾聴力をアピールするのにおすすめのエピソードです。お持ちの方はぜひアピールしましょう。

調整力を「合意を得る力」に言い換えた例文

例文

私の強みは、合意を得る力です。対立する意見に対しては、双方が納得できる折衷案を提示し合意に向けて積極的に働きかけます。

学生時代のアルバイトでは、作業の進め方に不満を持つ2つのグループがありました。私はリーダーとして話し合いの場を設けるにあたり、事前に双方の現状を聞き折衷案を作りました。そして「お互いの現状を知ってもらうこと」「何のために作業しているのかという目的の共有」を意識し話し合いを行いました。

話し合いでは「誰が・いつまでに・何をするか」といった細かな手順も明確に決め、今後、疑問や不満が出ないようにルール化しました。その結果、作業の進め方への不満の声はなくなり、安定した成果を出せるようになりました。

私は対立する意見を円満に解決するためには、互いの現状を理解し合うことや、目的の共有、共通のルール設定が重要だと考えます。

入社後はこの合意を得る力を活かして、周囲と協力して売上向上に貢献します。(450字以内)

周囲に合意を得るためには、人と人との間に立って意見をすり合わせる調整力が必要です。

自分の意見や現状を分かりやすく説明する伝達力と、意見や立場が違う相手に納得してもらう2つの力が必要になるので、一度で2つの強みを伝えることができるでしょう。

また企業は、合意を得ることが目的ではなく、合意後の結果が良いか悪いかを重視します。自己PRで「合意を得る力」をアピールする際は、合意後の結果も伝えるようにしましょう。

調整力を「リーダーシップ」に言い換えた例文

例文

私はリーダーシップを発揮できる人材です。リーダーは、チームを力強く引っ張るだけでなく、メンバーの意見や状況を理解しバランスをとりながら前進させる調整力が重要だと考えます。

学生時代のゼミの研究ではリーダーを任されました。グループ研究では、メンバー同士が意見を出し合うことが大切ですが、最初は遠慮から意見が出にくい状況でした。私は自分が率先して意見を出すことが活発な意見交換につながると思い積極的に発表しました。しかしリーダーである私の意見は通りやすく、かえって他のメンバーの発言機会を奪っていると感じました。

そこで私は発言するだけでなく、できるだけメンバーに話を振るように心がけました。その結果、周りからも意見が出るようになり、メンバー全員で良い議論ができるようになりました。リーダーには力強いリーダーシップと同時に、周囲の意見を聞き調整しながらチームを良い方に導く力が重要だと考えます。

この経験を活かし、入社後も意見やアイデアが出しやすい雰囲気づくりを心がけ、周囲と協力して売上向上に貢献したいと考えております。(500字以内)

チームの雰囲気やメンバーの個性に合わせてリーダーシップのとり方を工夫したことが再現性につながっています。

思考や価値観が多様化する現代においてリーダーに求められるのは、メンバーの持ち味を活かしつつ周囲と連携させる調整力です。

リーダーシップに合わせて調整力をアピールすることで、時代に合ったリーダーシップスキルを示すことができます。

また企業では調整した結果が重視されるため、リーダーシップを発揮しチームのために行動した結果、どのような成果を得たのかも伝えるようにしましょう。

自己PRで「調整力」をアピールする際の注意点

企業が求める人物像とマッチしているか

調整力のアピールが企業が求める人物像と合致しているかどうかを見極める必要があります。積極性やリーダーシップなどを求める企業に対して調整力をアピールすることはあまり効果的ではありません。

そのため、企業研究をしっかりと行い、調整力が効果的なアピールに繋がるかどうかを判断する必要があります。

エピソードを複数用意する

調整力をアピールする場合、裏付けるエピソードは複数用意しておくようにしましょう。エピソードが1つだけでは、調整力があるということを断言するのは難しいです。

調整力を生かしてこれまでどんなことにチャレンジしてきたのか、乗り越えてきたのかなどが伝わるエピソードを複数用意しておくことで、面接などで深掘りされた際に答えられるようにしておきましょう。

ネガティブな印象を与えないようにする

調整力には「共感」や「コミュニケーション」が重要ですが、伝え方を間違えると「どんな考えにもすぐに同調する」「自分の意見がない」「その場しのぎで調整した」といった印象を持たれてしまう可能性があります。

また、ビジネスの現場で評価される「調整力」は、「グループや関係者を良い方へ導く調整ができたか」「成果につながる調整ができたか」ということが重要視されます。

そのため調整力をアピールする際は、何のために調整したのか、結果はどうだったのか、調整した相手も良い方へ導けたのかどうかもあわせて伝えましょう。

調整力を魅力的にアピールしよう

ビジネスの現場では、関係者と協力し業務を進める場面がほとんどで「調整力」を持つ人材は重宝されます。

採用担当者の関心を得る魅力的な自己PRにするために、企業がどのような性質の調整力を求めているかをあらかじめチェックし、自己PRの作成を開始することがポイントです。

また採用担当者にできるだけわかりやすく伝えるために、調整力を細分化し別の言葉で説明したり、身に着けた調整力を仕事でどのように活かすかを具体的に示すことができれば採用の確率も上がります。

「調整力」の中でもどんな部分が自分に長けているのかをよく分析し、最大限に自分の魅力が伝わるようにアピールしていきましょう。

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