エントリーシートを書くうえで、「ガクチカがない」と感じるときはどうしても焦ってしまうものです。

しかし、ガクチカは特別な実績や経験がなくても問題ありません。多くの企業がガクチカで見ているのは、学生の人柄や価値観です。そのため、あなたが学校生活で経験したことを通じて、どんな考えや価値観を持っているのかをアピールすることが大切です。

本記事では、「ガクチカがない」と悩んでいる時の探し方や、ガクチカの基本的な書き方を解説します。また、テーマ別の例文もあわせて紹介していますので、ガクチカの内容に自信が持てない方はぜひ参考にしてください。

ガクチカがない時の探し方は?

自己分析を徹底する

自己分析の進め方

まずは、自己分析として自分が大学時代にしたことを何でも書き出してみましょう。

ガクチカのテーマに決まりはありません。アルバイトやサークル活動、ボランティア経験など、これまで打ち込んできたことであれば何でもガクチカとしてアピールできます。

大学時代の経験を細かにリストアップすれば、そこから自分自身の強みや興味・関心、価値観などが見えてきます。これらをもとにして、アピールしたい自分の強みを定めることができるでしょう。

小さな成功体験を掘り下げる

ガクチカに書くべき経験

ガクチカに記載する体験は、派手でなくても構いません。ガクチカで重視されるのは、結果の大きさではなく、その取り組み内容です。

小さな成功体験でも掘り下げてみれば、あなたの人柄が伝わるような取り組み内容が見つかります。詳細に書くことのできる経験があれば、どんなテーマでもガクチカとしてアピール可能です。

企業視点で考えてみる

企業がガクチカを通じて知りたいこと

企業は、ガクチカから応募者の人柄やモチベーションを判断します。特に、物事への取り組み方と考え方にはその人の個性が表れるため、なるべく細かく知りたいと考えています。

そのため、よくあるテーマであっても、自分が興味を持って打ち込んだエピソードでなければ、企業の知りたいことは伝えられません。企業側の視点からすると、「興味を持っていた経験」なら、テーマはどんなものでも問題ないといえます。

趣味や特技が全く無いという方はほとんどいません。自分が自信を持って好きだと思えることであれば、十分にガクチカのテーマとして使えるでしょう。

ガクチカが見つからない時に使えるエピソードの例

ガクチカのエピソード例
  • 趣味・特技
  • アルバイト
  • インターンシップ
  • ゼミ活動
  • サークル・部活動
  • 資格勉強
  • ボランティア

趣味・特技

好きなこと・趣味に熱中して得られた経験は、あなたの個性や能力をアピールするうえで大きな武器となります。好きなことや趣味をガクチカに取り入れるメリットは、自分の言葉で具体的かつ情熱的に表現できる点です。

明確な成果が出るような趣味でなくとも、好きなことを通じて、あなたがどんな学びや気づきを得られたのかを伝えられれば十分です。

好きなこと・趣味からガクチカを探すときは、あなたの興味・関心と結びついたエピソードを記述しましょう。

アルバイト

アルバイト経験は、社会に出て働くうえで基本的なスキルを身につける絶好の機会です。

お客様対応やチームワーク、トラブル対応など、さまざまな経験を身につけられます。例えば、「レジ打ちでミスをしてしまった」という失敗談も、そこから学んだことや成長した点を語れば、あなたの強みに変えられます。

なお、アルバイト経験をガクチカに取り入れる際は、企業が求める人物像に関連した仕事を選ぶのがポイントです。ホスピタリティを重視する企業であれば、接客・サービス業などの人にかかわる仕事がガクチカに活かしやすいでしょう。

インターンシップ

企業で実際に働く経験は、あなたが将来のキャリアを考えるうえで貴重な機会となります。仕事内容だけでなく、社員とのコミュニケーションを通じて得た気づきや学びを具体的に記述しましょう。

また、インターンシップは就業体験の一種なので、何らかの課題がぶつかった時の姿勢が前向きなものであれば、企業に入社後の活躍をイメージしてもらいやすい経験のひとつです。

インターンシップをガクチカに取り入れるときは、インターンシップでの経験で企業に好印象を残す意気込みで臨むと良いでしょう。

ゼミ活動

ゼミは多くの大学生が経験するため、採用担当者の共感も得やすいテーマです。また、研究内容も多彩であり、他の応募者との差別化も図りやすいこともポイントです。

ゼミ活動は、卒論制作のように一人で行うものもあれば、グループ研究のように複数人で行うものもあります。

卒論制作では、自分が困難を乗り越えた経験や研究過程のエピソードが使えます。グループ研究では、周囲との協調やスケジュール管理などの経験がアピールできるでしょう。

サークル・部活動

サークル・部活動は、コミュニケーション能力やチームワークを示すのに絶好のテーマです。

目標意識を共有しやすいため、メンバーと綿密なコミュニケーションをとったエピソードなどから、自身の個性を深掘りできるでしょう。大会やコンクールなどに向けて一丸となった経験は、特に目に留まるガクチカになります。

資格勉強

資格取得の過程で得た知識やスキルは、あなたのスキルや継続性をアピールする材料となります。資格取得に向けて努力したプロセスや壁にぶつかった時どう乗り越えたか、勉強を通じて得られたものを具体的に記述しましょう。

資格取得の勉強は地道であり、いわば自分との闘いといえます。目標にむかってコツコツ努力を積み重ねたことを伝えられれば、「粘り強く頑張れる人物」という印象を残すことができ、目標達成能力もアピールできます。

ボランティア

ボランティア活動は、社会貢献だけでなく、自己成長にもつながる貴重な経験です。自分一人ではなく、多くの方々がいて成り立つものだからこそ、多くの気づきや学びを得られるので、ガクチカを探しやすい経験といえます。

例えば、「高齢者の方々との交流を通して、コミュニケーション能力が向上した」や「チームで目標達成できた経験から、協調性の大切さを学んだ」など、あなたの成長に繋がったエピソードを探してみましょう。

【テーマ別】ガクチカが見つからない時に参考にしたい例文10選

ゼミ活動

例文

大学3年時、ゼミの研究発表会で、発表資料作成のリーダーを務めました。当初はメンバー間の意見が一致せず、発表内容がまとまらない状況でした。
そこで、面談を通じて30人以上のメンバーの意見を聞き取り、個々の考えの共通ポイントと違いを整理し、発表資料の構成を提案しました。
その結果、発表内容はメンバー全員が納得できるものとなり、発表会では高い評価を得ることができました。この経験から、私は一人ひとりが持つ意見や考えをまとめ上げ、一つの目標に向かって協力することの大切さを学びました。
これらの経験を活かして、貴社へ入社した後はメンバー一人ひとりを牽引するマネージャー職への昇進を目指し、花形部署である営業部を引っ張っていきたいと考えています。(350字以内)

面談を行ったメンバー数が数字で表現されており、問題解決のために取った行動を具体的にアピールできています。もう少し具体的に、これらの経験を通じてどのように成長できたのかが書かれていると、より説得力が増すでしょう。

例えば、「メンバーの意見を聞き出すために、一人ひとりと面談を行い、彼らの考えを深く理解しようと努力しました。」のように、具体的な行動を付け加えてみると良いでしょう。また、「発表会で高い評価を得た」だけでなく、「具体的な評価」や「その評価によって得られた手ごたえ」などを加えれば、貢献度の高さがより明確になります。

アルバイト

例文

飲食店でアルバイトをしていた際、お客様対応を担当していました。ある日、料理の提供が遅れてしまい、お客様から強い口調でクレームを受けてしまいました。パニックになりかけましたが、焦らずに深呼吸をし、丁寧な言葉遣いで誠意を持って謝罪しました。
その後、店長へ状況を詳しく説明し、お詫びの品としてデザートを差し上げることを提案しました。お客様はお怒りでしたが、私の対応を理解してくれ、「さっきはごめんね。ありがとう」と言って笑顔で店を出ていかれました。
この経験から、私は問題が発生した際にも、冷静さを保ち、お客様の気持ちに寄り添うことの大切さを学びました。また、誠意ある対応が、お客様との信頼関係を築く上で重要であることを実感しました。貴社へ入社した後は、これまでの経験を通じてお客様に笑顔になってもらえるような販売スタッフとして成長したいと考えています。(400字以内)

飲食店でのクレーム対応という具体的なエピソードがあり、読み手にとって情景が浮かびやすい点が印象深い例文です。

また、クレームを受けたときもパニックにならずに冷静に対応し、問題解決に導いた点も評価できます。さらに、この経験から何を学び、どう成長したのかが明確に書かれているので説得力があります。

今後の目標と過去の経験との関連性が分かりやすいので、企業への貢献意欲が伝わってくる内容です。

サークル活動

例文

私が所属していた映画サークルのイベント企画で、メンバーの意見が対立し、企画が頓挫しかけた経験があります。私は、全員の意見を丁寧に聞いて共通の目標を見つけ出すことで、全員が「やってみたい」と言ってくれた、これまで参加したことがない映画コンテストへ参加を提案しました。
半年間にもわたる映画の企画・撮影は非常にハードでしたが、イベントは成功し、50チーム中3位という好評価を得ることができました。この経験から、私は、多様な意見を尊重し、チーム全体が納得できるような企画を立案することの重要性を学びました。特に、メンバー一人ひとりの意見に耳を傾け、共通点を見つけることの大切さを実感しました。
今後もこの経験を活かして、周囲の方々と協力し合いながらより良いものを創り上げ、目標達成に貢献したいと考えています。(350字以内)

映画サークルでの経験が具体的に書かれており、「何をしたか」「どんな困難があったか」「そこから何を学んだか」が明確に伝わってきます。特に、「意見対立を乗り越えた」という点は、多くの企業が求める協調性や問題解決能力を示すことができており、印象に残るエピソードです。

意見対立に関するエピソードがもう少し深掘りされていると、より臨場感が増すかもしれません。また、映画コンテストでどのような評価を得たのかが具体的に書かれていると説得力が増すでしょう。

趣味(筋トレ)

例文

学生時代、私は筋トレに2年間取り組んできました。筋肉をつけるためには、単に運動するだけでなく、食事管理やトレーニングメニューの計画など、総合的なアプローチが必要だと学びました。
ハードな筋トレもおこなっていたので、体調面・メンタル面ともに辛い時期もありましたが、毎日続けることを習慣化することで、目標達成のために必要な「継続力」を養うことができました。また、効率的なトレーニングを行うために、計画的に曜日や回数などを決めるなど、「計画性」も身につきました。
これらの経験から、私はどんな目標に対しても、計画的に行動し、継続して取り組むことができるという自信を得ました。御社でも、この力を活かして、目標達成に貢献したいと考えています。(350字以内)

筋トレという具体的な経験を通して、「継続力」と「計画性」という、社会人として求められる重要なスキルを身につけていることが明確に伝わるガクチカです。

筋トレで得た「継続力」や「計画性」が仕事でどのように活かせるのかが少々曖昧な印象なので、仕事との関連性をもう少し具体的に書くとより効果的です。

例として、「御社の〇〇というプロジェクトでは、長期的な視点で目標達成に向けて継続的に努力することが求められると考えています。私のこれまでの経験から、このような状況でも計画的に行動し、目標達成に貢献できる自信があります」のように、企業の仕事内容と結びつければ、より説得力のある文章になります。

趣味(神社巡り)

例文

私は幼少の頃から歴史に興味があり、特に日本の伝統文化である神社に惹かれてきました。そこで大学2年生の夏休みに、全国各地の神社を巡ってその歴史や文化を深く掘り下げる中で、日本のルーツや思想に触れ、文化に対する理解を深めました。
神社を訪れることは、単なる観光ではなく、私にとって自己と向き合う貴重な時間でもあります。静寂な空間で、自分自身と対話することで、心の安定を図り、日々の生活に活かせる気づきを得られました。
貴社へ入社した後は、生活相談員として多くの方々から生活に関する悩みを聞くだけでなく、相手がどうしたら安心して生活できるのかを親身になってアドバイスをしたいと思います。(300字以内)

このガクチカは、全国各地の神社を巡ったという独自のエピソードから、読み手の興味を惹くことが期待できます。

神社巡りを通して、文化に対する理解を深め、心の安定を図ったという自己成長が伝わってきます。また、神社巡りで得た経験と、生活相談員という仕事への志望動機が繋がっており、説得力があります。

改善点としては、志望企業でどのようなことをしたいのか、より具体的な目標を提示すると良いでしょう。また、「単なる観光」という表現は少しネガティブな印象を与えます。「単なる」の部分を削除したり、「観光というだけでなく」のように言い換えたりすれば、より積極的な印象になります。

部活動(文化部)

例文

私は大学時代において、吹奏楽部でクラリネットを担当しました。特に力を入れたのは、大学2年生の夏のコンクールでした。部員全員で目標を共有し、演奏クオリティ向上を目指しました。私はパートリーダーとして、パート練習の企画や音色の統一などを中心に活動しました。演奏会前には、パート練習の効率化を図るため、個人練習メニューを作成し、部員一人ひとりのレベルアップをサポートしました。
その結果、全国大会コンクールでは銀賞を受賞し、日々の努力が実を結んだ喜びを味わいました。金賞には及ばなかったものの、コンクールで上位に入れた喜びは今でも忘れることなく、自分の誇りと自信につながっています。
貴社では、広報職に深い興味を持っています。吹奏楽部での経験で培ったコミュニケーション能力、計画性、問題解決能力などを活かして、チームの一員として目標達成に貢献したいと考えています。(400字以内)

吹奏楽部の経験を具体的に記述しており、熱意が伝わってくる内容です。特に、パートリーダーとして行った活動やコンクールでの成果、そして得られた学びが明確に示されており、説得力があります。

改善点として、個人練習メニューを作成したパートにおいても具体的な数字を入れた方がアピール力が上がります。

全国大会コンクールで銀賞を受賞した実績は素晴らしいですが、結果だけでなく、その結果を通じて感じた自分自身の成長に焦点を当てると良いでしょう。「銀賞受賞により、全国レベルの演奏を経験し、より高い目標を持てるようになりました」のように記述すれば、成長度がより明確になります。

部活動(運動部)

例文

大学生活において、私はサッカー部に4年間所属しました。部活動で培った協調性や責任感、そして最後までやり抜く力は、今の私を形作る上で非常に大きな支えとなっています。
特に印象に残っているのは、大学2年生の頃に全国大会の決戦で敗戦した経験をし、そこから立ち上がってチームを勝利に導くために努力したことです。チームメイト一人ひとりと話し合い、課題を共有し、練習メニューを改善しました。その結果、次の試合では見事勝利を収めることができ、チーム全体の士気を高めることができました。
この経験を通して、困難に立ち向かう力、チームで目標を達成する喜びを学びました。困難に立ち向かう力は、仕事で壁にぶつかった際にも諦めずに解決策を探し続けることにつながると考えています。入社後、営業職に就いた際は、内勤さんや同部署のメンバーと協力し、大きな目標を達成したいと思っています。(400字以内)

サッカー部の経験を軸に、協調性や責任感、最後までやり抜く力といった、企業が求める人物像を明確に示せているガクチカです。

フィードバックできる部分は、数字を用いるとより具体性が上がる点です。「チームメイト一人ひとりと話し合い」ではなく、「15人のチームメイトと個人面談を行い」など、数字を入れれば、より具体性が増します。

また、サッカー部の経験が、なぜ営業職に活かせるのかをもう少し具体的に説明できると良いでしょう。「サッカー部の経験で培ったコミュニケーション能力を活かし、お客様との信頼関係を築き、契約へとつなげたいと考えています」のように、具体的な行動と結びつけると伝わりやすくなります。

資格取得(TOEIC)

例文

大学2年の春、私はTOEICのスコアアップを目標に英語学習を始めました。単語帳と問題集を片手に、毎日2時間、机に向かう日々を送りました。最初は苦戦しましたが、少しずつスコアが伸びていくにつれ、英語学習の楽しさを感じ始めました。特に、洋画を字幕なしで見れるようになった時は、大きな達成感を得ることができました。
この経験を通して、私は英語力だけでなく、目標に向かって努力を続けることの大切さを学びました。また、英語という一生もののスキルを得られたのは私の大きな自信につながっています。貴社へ入社した後は、これまで培った英語力を活かして、世界の人々と深いコミュニケーションが取れるコンサルタントとして成長したいと考えています。(350字以内)

TOEICのスコアアップという具体的な目標に向かって努力したエピソードは、多くの企業が求める「目標達成力」や「継続力」をアピールできる経験です。

肉付けできる部分としては、モチベーションを維持した方法が挙げられます。スコアが伸び悩んで苦労した点と、それを乗り越えた経験も入れると、より努力の度合いが伝わります。

また、入社後にどのように英語力を活かしたいのか、もっと具体的なイメージを示せると良いでしょう。「海外のクライアントとのコミュニケーションを円滑に進めたい」「グローバルなプロジェクトに貢献したい」など、将来の目標と企業のビジョンを結びつければ、入社意欲がより伝わります。

ボランティア活動

例文

私は大学1年生から、地域の高齢者の方々とかかわるボランティア活動に積極的に参加しました。この活動を始めたきっかけは、私の祖母がボランティア団体の方に非常に親身になってもらったことを嬉しそうに話してくれたことです。
私が人見知りな性格なのもあって、最初は皆さんと打ち解けるのが大変でしたが、高齢者の方々の生活を少しでも豊かにしたいという想いを持ち、積極的にコミュニケーションを取りました。
その結果、コミュニケーション能力が向上し、人との触れ合いがいかに大切かを実感しました。また、様々な人生経験をお持ちの方々との交流を通じて、社会に対する視野が広がり、自分自身の成長に繋がりました。これらの経験を活かして、相手のためを想って行動し、心からの「ありがとう」をもらえる介護スタッフとして成長したいと思います。(350字以内)

ボランティア活動を通して得られた経験が具体的に書かれており、熱意が伝わってくる内容です。特に、祖母とのエピソードからボランティアを始めたというきっかけが明確で、説得力があります。

「積極的にコミュニケーションを取りました」の部分をもう少し具体的にすると、より伝わりやすくなります。どの程度の頻度でボランティアに参加し、コミュニケーションを努力したのかが分かる内容だとなお良いでしょう。

また、「コミュニケーション能力が向上した」だけでなく、「最初は緊張して言葉が出てこなかったのが、今では積極的に会話できるようになりました」のように、具体的な変化を記述しましょう。

一人暮らし(家計管理)

例文

私は大学時代に一人暮らしを始めたことをきっかけに、家計管理を徹底的におこないました。限られたアルバイト収入の中で、食費や光熱費を効率的にやりくりし、毎月50,000円の貯蓄を目標に設定しました。
特に苦労したのが、食費のやりくりでした。そこで、料理研究家のレシピサイトを参考に、食材費を安く抑えられるメニューを考案しました。さらに、家計簿アプリを活用し、支出を細かく記録したり、無駄遣いを減らしたりする習慣を身に付けて、将来への備えにつなげられました。
この経験から、私は限られた資源の中で最大限の結果を出すことの大切さ、計画性や実行力、そして何よりもお金の大切さを学びました。貴社へ入社した後は、一流のファイナンシャルプランナーとしてお客様のマネープランを最適なかたちでご提案し、顧客満足度の向上を目指したいと思います。(400字以内)

この文章は、一人暮らしを通して得た経験が具体的にまとまっており、内容が分かりやすいのが良い点です。

また、「毎月50,000円の貯蓄」のように、具体的な数字で表現されているので、努力が伝わりやすい点も評価ポイントです。家計簿アプリを使った理由や節約のために工夫した点も具体的に書けており、行動力や工夫する力がアピールできています。

入社後にやりたいことがファイナンシャルプランナーである点も、お金に携わる仕事としてエピソードとの親和性が高いガクチカと言えます。

ガクチカの基本的な書き方

企業の求める人物像を把握する

ガクチカを書く前に、まず企業研究を行って「企業の求める人物像」を確かめておきましょう。

ガクチカでは人柄や考え方のアピールが重要となるため、そもそも企業がどんな人材を求めているのかを把握する必要があります。

求める人物像は、企業ホームページに掲げられていることが多いです。さらに、SNSの発信内容や、就職エージェントで確認できる社員の口コミを参照すれば、より企業に合った人物像を掴めるでしょう。

「STAR法」で書くのがおすすめ

STAR法

  • Situation(状況)
  • Task(課題)
  • Action(取り組み)
  • Result(結果)

ガクチカはSTAR法に沿った文章構成で書くと効果的です。STAR法とは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(取り組み)、Result(結果)の頭文字を取ったもので、過程を説明するのに適した文章の書き方です。

ガクチカでは結果よりも過程の具体性が重視されるため、このような書き方で作成することでアピールポイントが伝わりやすくなります。

また、最後にはその経験から学んだことを必ず示しましょう。ただ単に「〇〇をして〇〇を成し遂げた」という内容では、エピソードの紹介をしただけになってしまいます。

面接で質問されることを想定しておく

面接では、ガクチカの内容について高確率で質問されます。そのため、質問されそうな箇所をある程度把握しておき、適切な回答ができるように備えておく必要があります。

質問に対して、ガクチカで既に書いた内容ばかりを答えていると、追加でアピールできる機会を逃してしまいます。また、受け答えがちぐはぐであれば、そもそもガクチカの内容自体が嘘だと疑われかねません。

可能であれば、エピソードを追加で1~2個用意しておき、質問された際にそれを引き合いに出しましょう。そうすることで、多様な経験が伝わり、内容の信憑性も高まります。

ガクチカが書けない時に意識したいポイント

エピソードは1つに絞る

ガクチカのエピソードを絞るメリット

まず意識しておくべきなのは、エピソードを1つのみに絞ることです。アピールしたい気持ちのあまり、つい複数のエピソードを盛り込みがちですが、人事担当はあなたの強みや経験を深く理解したいと考えています。

1つのエピソードを深く掘り下げれば、あなたの熱意や成長過程を具体的に伝えられます。また、文章が整理されて読みやすくなるのも、エピソードを1つに絞る方が良い理由です。

エピソードをいかに深掘りできるかが、ガクチカ全体のクオリティを左右する重要なポイントです。

一文は短く簡潔な文章で書く

ガクチカを簡潔な文章で書くべき理由

一文を短く簡潔な文章で書くことは、ガクチカにおける鉄則です。あまりにも長文だと、人事担当に「長すぎて何が言いたいのかが分からない」と思われてしまい、途中で飛ばされてしまうおそれがあります。

一文をできるだけ短く簡潔にすれば、人事担当はあなたが何をアピールしたいのかをスムーズに理解できます。また、あなたに伝えたい要点を簡潔にまとめる能力があることもアピールできるでしょう。

具体的な数字を入れてアピールする

ガクチカの内容に具体性を持たせる方法

具体的な数字を入れた方が、あなたのエピソードがより説得力のあるものに仕上がります。例えば、「アルバイトで月100件以上の注文に対応しました」というように書けば、能力の高さを具体的にアピールしやすくなります。

また、数字を入れれば文章にメリハリが生まれ、特にアピールしたい部分を際立たせることもできます。

しかし、エピソードの内容的に、数字で表現するのが難しい場合もあります。その場合は、名称や難しさなどを詳細に書くなど、抽象的になりすぎないような工夫が有効です。

嘘をつかない

ガクチカで嘘がNGな理由

ガクチカがないと感じてしまうと、つい脚色したり、架空のエピソードを作り上げたりしがちですが、これらは絶対にNGです。嘘のエピソードは面接で必ず見抜かれ、「嘘をつく人」とみなされて信頼を失うことにつながります。

多くの企業は、あなたの経験そのものだけでなく、その経験を通して何を学び、どう成長したかを見たいと考えています。

そのため、嘘のエピソードで飾るよりも、自分の経験を正直に伝えましょう。小さなことでもそこから得られた学びや気づきがあれば、立派なガクチカになります。

自己PRと混合しない

自己PRとガクチカの違い

ガクチカと自己PRは、似ているようで異なるものです。まず、自己PRの目的は自分の強みやスキルをアピールすることです。一方、ガクチカは具体的なエピソードを通して、物事への取り組み方や人柄を伝えることが目的です。

ガクチカを書くときは、強みだけでなく個性が伝わるようなエピソードを探しましょう。そのエピソードを通して、あなたがどのような人物であり、どんな強みや能力を培ったのかを具体的に伝えることが大切です。

「ガクチカがない」と悩んでいる時によくある質問

Q.ガクチカのエピソードは大学以前のことでもOK?

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」なので、大学時代の活動でないといけないというわけではありません。多くの方にとって、大学生活において注力したエピソードを複数見つけることは決して簡単ではないので、大学入学前の経験を伝えるのもひとつの手です。

大学入学以前の経験を述べれば、あなたの強みや人格形成の原点を伝えられるというメリットもあります。

ただし、高校までのエピソードに終始していると、大学で何の学びも得なかったと判断されるおそれがあります。あくまで大学時代の経験に繋げられるようなエピソードを意識しましょう。

Q.ESのガクチカは何割くらい書くのがベスト?

企業によって異なりますが、ガクチカの文字数指定がない場合は300~400文字を目安に書きましょう。この文字数にまとめれば、アピールしたい内容を簡潔な文章で伝えられます。

ただし、文字数を厳守するよりも、あなたの経験から得られた学びや企業で活かせるスキルを具体的に記述することが重要です。むやみに長文にするのではなく、簡潔かつ具体的にあなたの経験を伝えられるように心がけましょう。

Q.困難だったことがないエピソードは弱い?

ガクチカにおいては、必ずしも困難な経験だけをアピールすれば良いわけではありません。新しいことにチャレンジして成功した経験や、チームで目標を達成した経験なども、あなたの積極性や努力をアピールできる立派なエピソードです。

そのため、困難にぶつかった経験がなくても問題ありません。大切なのは、その経験から何を学び、どのように成長したのかを具体的に説明することです。十分に自己分析を行い、あなた自身をアピールするガクチカを練り上げましょう。

Q.ガクチカで成果として出せる具体的な数字がなくても良い?

具体的な数字がない場合でも、他の方法で成果を示すことは可能です。例えば、「周囲の人からどのように評価されたか」「その経験を通して、自分がどのように変わったか」を具体的に記述すれば、あなたの成長を具体的にアピールできるでしょう。

数字を用いなくても、内容に具体性を持たせることはできます。際立たせたい部分についての記述を多めにするなど、表現の工夫次第で見え方は大きく変わってくるでしょう。

「ガクチカがない」と感じたら経験を振り返ってみよう

目に見える成果や実績にかかわらず、あなたが全力で取り組んだ多くの経験はガクチカに活かせます。

就職活動は内定を勝ち取るための競争だからこそ、周りに負けたくないという気持ちは自然なものです。しかし、焦らずに自分らしい等身大のガクチカを探すことが大切です。

あなたの経験は、あなただけの宝物です。学生生活で頑張ったことを今一度振り返り、魅力的なガクチカを作りましょう。

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