「趣味について書いたガクチカでは、ESや面接で落ちてしまうのでは?」「趣味をテーマにしたガクチカの書き方がわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。就活で勝ち進むためには、いかに魅力的なガクチカを書けるのかが鍵となります。

本記事では、趣味に関するガクチカをテーマに、採用担当者に評価される書き方のポイントについて解説します。記事後半では、絵や音楽など、趣味ごとの例文を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ガクチカで趣味をアピールしても問題ない

結論を述べると、ガクチカで趣味に関する内容を書いても問題ありません。

そもそも、ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」を指しています。そのため、学生時代に力を入れていたものが趣味である場合は、ガクチカのテーマにしても問題ないです。

しかし、なかには趣味をガクチカのテーマとすることに不安を抱えている方もいるでしょう。こちらでは、ガクチカで趣味をアピールすることが有効である理由とメリットについて解説します。

面接官はテーマを重視しているわけではない

面接官は、ガクチカのテーマそのものを重視しているわけではありません。後述しますが、就職活動の面接では、学生の人間性物事への取り組み方などを見ています。

例えば、ボランティア活動をテーマとした場合、面接官はボランティアをしたことよりも、学生がどのように取り組み、そこからどのような学びを得たのかを尋ねています。

確かに、他の学生が経験していないような事柄は強い印象を与えるかもしれません。しかし、実際は力を入れて取り組んだ事柄に対する過程や、学んだ内容が重視されています。

よって、趣味に対してどのように取り組み、何を学んだのかをしっかりと伝えることで、十分なアピール材料となります。

他の就活生と差別化しやすい

趣味に関するガクチカを書くことで、他の就活生との違いをアピールすることができます。趣味は、個人の好みや楽しみが反映されているものであるため、個性をアピールしやすい内容です。サークルやアルバイトといったガクチカの定番では、他の人とエピソードが被る可能性があります。

一方、趣味は多様化しており、テーマやエピソードが無限にあることから、被ることは少ないでしょう。

差別化することで、同じような内容を述べる就活生と比較されにくくなり、オリジナル性の高いガクチカで勝ち進むことができます。

ガクチカで企業が知りたいこと

価値観や人間性

企業がガクチカで知りたいことの1つ目は、学生の価値観人間性です。

人によって考え方や価値観が異なるように、企業ごとに柱となる価値観、いわゆる理念や方針が異なります。

万が一、自社との価値観が合わない人材を採用すると、早期退職する可能性が高く大きな損失となってしまいます。そのため、企業側は面接の時点で、学生の価値観や人間性をつかみたいと考えています。

ガクチカを質問することで、成績だけでは判断できない学生の考え方を知ることができます。趣味は個人の価値観をアピールできるテーマであるため、始めた動機継続できた理由について明確にしておきましょう。

物事への向き合い方・取り組み方

企業がガクチカで知りたいことの2つ目は、学生の物事への向き合い方や取り組み方です。

ガクチカへの向き合い方や取り組み方から、仕事に対してどのように向き合い、取り組んでいくのかを判断しています。仕事では嬉しい成果だけでなく、さまざまな問題やトラブルに遭遇することもあります。

そのようなときに、どう対処していくのか、仕事に臨む姿勢を知りたいのです。趣味に興じるなかで、問題やトラブルが起きたことはありませんでしたか?ガクチカは、自分の強みや長所を述べる自己PRとは質問の意図が異なります。実績や成果だけでは判断が難しい問題解消へのプロセス、仕事への姿勢を重視されます。

モチベーションの源泉

企業がガクチカで知りたいことの3つ目は、モチベーションの源泉です。人によって、仕事に対するモチベーションはさまざまです。しかし、「給与が高いから」「福利厚生が充実しているから」など単に条件だけが動機である場合、仕事でのパフォーマンス向上は見込めません。

やる気のない社員がいると、チーム全体の生産性低下に繋がる可能性があります。これを防ぐためにも、企業側はガクチカを通して仕事へのやる気や意欲を確かめたいと考えています。

ガクチカでアピールしたいという趣味であれば、「なんとなく」始めたものではないですよね。自分の趣味に対する熱い想いが伝わると、面接官に良い印象を与えられるでしょう。

自社に活かせる経験や学びの有無

企業がガクチカで知りたいことの4つ目は、自社に活かせる経験や学びがあるかどうかです。実績や成果というよりも、ガクチカを通してどのような経験や学びを得たのかを重視する企業が多くあります。適切な配属を行うために、学生が身につけている経験やスキルを把握したいと考えています。

また、入社後にどのぐらいの活躍をするのか、という期待も込めています。企業によって求められる人材やスキルは異なります。志望する企業にマッチする内容を伝えられることで、選考を勝ち進めることができるでしょう。

ガクチカの基本構成

<基本構成6ステップ>

①結論|挑戦したこと

②動機|挑戦しようとしたきっかけや理由

③目標|達成に向けた具体的な目標と課題

④取り組み|目標達成・課題解決に向けて取り組んだこと

⑤結果|取り組みから得た成果

⑥学び|経験からどんな事を学んだか

結論|挑戦したこと

まず、結論としてこれまでの経験や挑戦してきたことを述べます。学業や部活動、インターンシップ、ゼミ、アルバイト、ボランティア、その他課外活動など自分がこれまで注力してきたことでガクチカに繋がりそうな経験を1つに絞って述べましょう。

「高校時代にテニス部の部長として、リーダーシップのスキルを身につけました」「カフェのアルバイトを通して、接客力やニーズに合わせた思考力を身につけました」など、あなたの具体的な経験から、どんなスキルを得たのかを伝えましょう。はじめに結論から話すことで、あなたがこれから何について話すのか、あなたの強みは何なのかが相手にも明確に伝わります。

動機|挑戦しようとしたきっかけや理由

続いて、なぜその経験に挑戦しようと思ったのか、その活動を始めたのかなどきっかけや理由を説明します。どんなスキルを得たいと考えたのか、何に魅力を感じたのかなどを具体的に伝えることを意識しましょう。

例えば、「部長として、チームワークの大切さやリーダーシップの取り方を学びたいと思いました」「元々人と話すのが好きだったので接客業を通して、様々な年代や人と関わる中でコミュニケーション能力や接客のスキルを磨きたいと考えました」などです。経緯をしっかりと伝えることで、あなた自身の自発性や積極性をアピールすることができ、好印象に繋がります。

目標と課題|目標の達成に向けた具体的な課題

自分の決めたこと・挑戦したことに対してどのような目標を掲げたか、理由や当時の課題をあわせて伝えましょう。目標や課題解決をしっかりと伝えることで計画性や問題解決能力のある人だということをアピールすることができます。

「ミーティングの際に意見が出にくいという課題があったため、仲がいいだけではなく、意見を出し合えるようなチーム作りを目標としました」「新商品の売り上げを伸ばすという目標達成のために、接客スキルを磨く必要があった」など、具体的な目標と課題を示しましょう。これによって、あなたがどんな取り組みをしようとしたのかが明確になります。

取り組み|目標達成・課題解決に向けて取り組んだこと

目標や課題を提示したら、その目標や課題に向けてどのような取り組みを行ったのかを述べましょう。目標や課題達成に向けてどんな困難や苦労、ぶつかった壁などを整理して伝えましょう。

「はじめは、話し合いの場を設けてもなかなか意見が出なかったが、部員1人1人とコミュニケーションを取ることを意識し、まずは自分が意見を述べることで皆が話しやすい雰囲気を作ることを心がけた」「おすすめですと伝えただけでは注文してくれる人が少なかったため、新商品の良さをアピールし、一度食べてもらうためにも自分なりに新商品のおすすめトークを作成し、お客さんに伝えるようにした」など、目標や課題に向けてどんな取り組みを行ったのか、自発的な取り組みや施策などを含め、伝えましょう。

結果|取り組みから得た成果

実行を経て、どのような結果となったのか、成果を得ることができたのか、明確にするようにしましょう。ただ目標を立て、実行した話をするだけではなく、しっかりと成果となったことを示すことで、目標達成力を示すことができます。

「自分自身のコミュニケーション能力を生かしながら、自作のトークのおかげもあり、私が出勤している日は新商品の目標売り上げを毎回達成することができるようになった」「徐々に他のメンバーも意見をいうようになったことで、団結力が深められるようになり〇〇大会の団体戦で優勝することができた」など、自分の努力によってどのような成果を挙げられたのかを明らかにしましょう。

学び|経験からどんな事を学んだか

最後は、これらの経験からどんな学びを得たかについてまとめます。「リーダーとしての責任感や、チームワークにおいてコミュニケーションや信頼関係を築くことが重要であることを学んだ」「接客においてもちろんコミュニケーション能力も大事だが、お客様の立場に立って考えることの重要性を学んだ」など自分が得た学びを率直に述べましょう。

また、この経験から得た学びを社会人として、会社の中でどのように発揮することができるかまで繋ぎ合わせてまとめることができると、より説得力のある、強力なガクチカとなるでしょう。

趣味に関するガクチカを書くときのポイント

熱心に取り組んだ趣味を選ぶ

ガクチカとして評価されるような趣味を選ぶことが大事なポイントです。先述したように、企業側はガクチカを通して、物事への取り組み方やモチベーションの源泉など、過程やプロセスを重視する傾向にあります。「なんとなく始めた」という趣味では、学生時代に力を入れて取り組んだ物事として評価されにくいです。

趣味をテーマにする場合は、目標を持って取り組んだものや、工夫や努力をしたものというような熱心に取り組んだ趣味を選びましょう。

趣味を始めた動機を説明する

ガクチカに書く趣味を選んだら、なぜその趣味を始めたのか、動機やきっかけを示します。始めた動機やきっかけを伝えることで、自分の考え方や人間性を企業側にアピールすることができます。

面接や選考では、企業にマッチする人材であるかどうかを見られています。趣味に関するガクチカを書く際は、目的を持って自主的に始めたという動機が望ましいです。「友人に勧められたから」という理由ではなく、「〇〇のスキルを磨きたいと思ったから」というような書き方が良いでしょう。

具体的なエピソードを盛り込む

趣味に関するガクチカを書く場合、具体的なエピソードを記すことがポイントとなります。エピソードがないと、ただ趣味を説明するだけで終わってしまいます。その趣味を楽しむために、どのような工夫や努力をしたのか、トラブルが起きた際にどう対処したのかを伝えます。

そうすることで、面接官は力を入れて取り組んだものの大変さをイメージしやすくなります。自分の趣味を経験していない面接官にも伝わりやすいようにできるだけ具体的なエピソードを盛り込みましょう。

成功や失敗体験があるものを伝える

ただの趣味経験談にしないポイントとしては、成功や失敗体験があるものを選ぶことです。失敗や挫折したエピソードはマイナスイメージになるのではと心配になるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

そこからどう解決するために行動したのかを伝えることで、自分のタフさや課題解決力をアピールすることができます。趣味を通して、どのような成功や失敗があり、どのようにして解決しようと努力したのか思い出してみましょう。

趣味をテーマにしたガクチカの例文10選

例文①絵・イラスト

例文

私は絵を描くことが趣味で、学生時代に力を入れて取り組みました。小学生の時に友人から絵を褒められたことが自信になり、絵を描くことが好きになりました。大学に進学してからもっと絵のスキルを高めたいと思い、「ペン画」と呼ばれるペンを使用して描く絵画やイラストを始めました。
ペン画を始めた当初は、ペンで描く繊細な表現方法を身につけることに苦労しました。そこで、あらゆるアーティストの作品を見たりペンの特性を学習しながら、表現方法や感性を知り技術を高める努力を続けました。
私は、絵を描くという趣味を通して、集中力を持って取り組むことや試行錯誤しながら作品を仕上げることの難しさ、楽しさを学びました。貴社に入社した際には、任された業務に集中して取り組み、コツコツと努力を重ね続けることを心がけたいと考えています。(350字以内)

絵やイラストの手法は数多くあるので、特に力を入れて取り組んだ方法をエピソードとして盛り込むと、面接官にも伝わりやすいです。詳しくない人がイメージしやすいように、絵・イラストに関する説明は簡単でわかりやすい文章にします。

ただし、趣味に関する説明文が長くならないようにすることも大事です。絵・イラストにどのような苦労があるのか、工夫や努力をしたことについて触れ、仕事に通じる自分の強みを示しましょう。

例文②写真

例文

私が学生時代に取り組んだことは、写真です。テーマパークで撮った写真をSNSにアップしたところ、多くの方から評価を得たことがきっかけとなり、一眼レフが趣味となりました。
スマートフォンの撮影とは違って、操作が難しく、納得できる写真を撮るまでに苦労しました。そこで、一眼レフの練習をするために、テーマパーク以外でも毎日写真を撮るようにしました。毎日50枚を目標に撮影をし、1枚ずつ失敗した要因を書き出しスキル向上に務めました。
このような努力の結果、被写体に応じたレンズの種類やシャッタースピードの技術が身につきました。始めた当時よりも、綺麗な写真を撮ることができ、SNSのフォロワーも1000人以上増加しました。
私は写真を通して、自分の失敗に対する原因に真摯に向き合い、改善のための方法を導き出すことの大切さを学びました。(400字以内)

大まかに写真というテーマになると、カメラの種類や被写体の種類などさまざまなジャンルがあります。

やはり面接官に伝わりやすい内容にまとめることが大事ですので、始めたきっかけやカメラの種類などは簡潔に述べましょう。

また、具体的な数字を記すことで、どれだけの努力をしたのかがイメージしやすくなります。

何を学んだのかを明確に記すことで、人間性や物事に対する意欲などをアピールできます。

例文③旅行

例文

私が学生時代に取り組んだことは、趣味の旅行です。きっかけは社会人になる前に、できるだけ訪れたことのない場所へ旅をしたいと考えたことです。
旅行に必要な費用は、アルバイトをして貯めました。学業と両立しながらアルバイトをして、旅行を続けていたので費用やスケジュール管理と大変なことも多かったです。しかし、訪れた先での人や自然、文化との出会いが私を大きく成長させてくれました。
旅先でのさまざまな出会いによって、自分の視野が広がり、人とのコミュニケーション能力も向上したと感じています。社会人になった際も、新しいことへの挑戦を続けていきたいと思います。また、旅行を通じて身についた行動力や実行力、コミュニケーション能力を存分に活かして業務に励みたいと考えています。(350字以内)

国内に限らず旅行が趣味だという学生も多いことでしょう。

ただし、旅行についてのガクチカである場合、ただ単に趣味を楽しんでいたという風に捉えられる可能性もあります。

そのため、大変だったことや努力したこと、旅行を通じて学んだことを記すことがポイントです。

旅行をするために費用を自分で稼いでいたことを伝えると、計画性や行動力のある人材であるという印象を与えることができます。

例文④料理

例文

私が学生時代に取り組んだことは、料理です。大学に進学し、一人暮らしを始めたため自分で料理をする機会が増えました。初めは苦手意識が強かったのですが、徐々に自分で作れるレパートリーが増えてきて、料理をする楽しさに目覚めました。
しかし、私は特に卵料理が苦手だということに気付きました。本やアプリを活用して卵料理のコツを調べ、すぐに実践して上手く作れるように努力を重ねていきました。今では、ふんわりとしたオムレツやオムライスが作れるようになり、家族からも驚かれています。
このような経験を経て、苦手な事柄であっても、改善のためのリサーチと実践を繰り返すことの大切さを学びました。貴社に採用された際は、問題に遭遇した場合も諦めずに最善の策を見つける努力を続けたいと考えています。(350字以内)

今回の例文は、大学進学をきっかけに料理を始めたという体でご紹介します。

元々あまり料理をしてこなかった人の場合、そもそも苦手意識があり、上手く作れなかったレシピもあるのではないでしょうか。

上手くなっていった過程やプロセスを思い出してみることで、ガクチカでアピールすることができます。

料理を通じて、どのようなことを学んだのか、仕事に活かせる内容へと繋げていきましょう。

例文⑤音楽

例文
  • 私は音楽が好きで、学生時代はバンドを組み、ギター演奏に注力していました。しかし、メンバー全員が初心者ということもあり、なかなか演奏が上達しませんでした。そこで私は、バンドのリーダーとしての役割を引き受けることにしました。リーダーとしてメンバーのモチベーションを高めるために、一人ひとりと向き合い、それぞれに適した役割分担を行いました。
    その結果、演奏が上達していき、メンバーからの信頼も得ることができました。このような経験から、自分の役割を積極的に見つけていき、主体的に行動する大切さを学びました。貴社に採用された際は、自分のできることは何かを探し、行動していきながらチームに貢献していきたいと考えます。(350字以内)

音楽にも幅広いジャンルがありますが、今回はバント経験がある学生を例として挙げます。

バンド活動の経験をするなかで、メンバーとの関係構築に苦労したことがある方も多いのではないでしょうか。

人間関係の構築力と考えると、案外仕事にも通じるものがありますね。

自分がどのような役割でどう行動したのかをまとめると、就活でのアピールとして活用できます。

活動をしていくなかで、大変だったことや工夫した出来事を見つめ直してみましょう。

例文⑥ファッション

例文

私はファッションが好きで、自分が好きなコーディネートをすることに喜びを感じます。大学では、服やアクセサリーなど幅広いファッションについての研究をすることに注力していました。好きなテーマやブランドを実際に試してみることで、よりファッションの知識が深まったと感じています。
ある日、コーディネートが苦手だという友人にアドバイスをしたところ、とても気に入ってもらえたという出来事がありました。この経験から、誰かのためになることを行動すること、人の役に立つ喜びを知ることができました。また、自分が努力をしてきたことで役に立てたことが自信にも繋がりました。
今後もさまざまな場面で、幅広い知識を身につけていき、多くの方の役に立てるような仕事をしたいと考えています。(350字以内)

ファッション業界へ進みたいと考えている場合は、このようにファッションに関するガクチカは特に強いでしょう。

また、例え別の業界であっても、人の役に立つことを喜びと感じるというような人間性が表れている内容は、評価されやすいです。

喜びを感じられたこと、自信に繋がった経験をエピソードとして記します。

高い実績を出した経験ということに囚われずに、自分の考え方や人間性が伝わる内容も考えてみましょう。

例文⑦バイク

例文

私はバイクでツーリングをすることが趣味です。バイクに乗り始めた理由は、元々乗り物が好きだったことや周囲にバイクに乗っている人が多かったからです。
大学時代は、友人とツーリングをしたり、国内外から多くのバイク仲間が集まるイベントへ参加をしました。イベントは、情報交換の場であったり、コミュニケーションの場でもあります。
バイクを通じて、多くの人との交流があり、さまざまな価値観や考え方に触れることができました。このような経験から、人との繋がりの大切さを学びました。自分の知らない世界を知り、新たな発見に出会えた喜びはかけがえのない経験です。
今後も、さまざまなことに挑戦し、国内外問わず多くの方とのふれあいを大事にしたいと考えています。(350字以内)

バイクに関するガクチカは印象が良くないのでは?と感じる方もいるかもしれません。

しかし、悪いイメージが強かったのはもう昔の話です。

最近は、女性のライダーも多く、アウトドアな趣味として人気となっています。

バイクが趣味である場合、自然と活動範囲も広がっているのではないでしょうか。

人との繋がりも大いにあると考えられます。

自分が得た経験や学んだことを洗い出してみましょう。

例文⑧野球観戦

例文

私は、小学生の頃から野球が好きで、球場で試合を観戦することが趣味です。毎日のように球場に通っていると、応援している人たちとの交流が広がりました。そこでは、お互いに応援しているチームへの熱い想いを知ることができました。また、チーム一丸となって戦うという強い意志を持ち、仲間と共に努力していくことの大切さを学びました。
このような経験から、「同じ目標に向かって努力する」ことが、仕事をしていく上で最も大切なことだと考えるようになりました。人の気持ちを動かすためには、コミュニケーションが大切であるということも実感しました。社会人になった際にも、お互いの想いを共有し、より良い結果に繋がるよう努力し続けていきたいと考えています。(350字以内)

昨今の野球ブームもあり、男女問わず野球観戦が趣味であるという方も増えているのではないでしょうか。

ただし、試合をただ観戦していたという経験ではなく、そこからどのような学びを得たのかを伝えることが大事です。

チームプレーが大事なスポーツであるため、必ず仕事に通じる学びがあるでしょう。

今後社会人になってどのように仕事に取り組みたいのかを自分なりに、文章にまとめていきましょう。

例文⑨ゲーム

例文

私が学生時代に力を入れていたことは、ゲームです。中学生の頃からゲーム制作に興味があり、大学時代にはさまざまなジャンルのゲームをプレイしてきました。あるとき、私のテクニックではどうしても攻略できないゲームをプレイすることになりました。そこで、まずは基本的な攻略法からリサーチし、一つずつノートにまとめていきました。予想していたよりもゲームの難易度が高く、何度も挫折しました。
しかし、このような経験から自分の弱点を克服するために努力する大切さを学びました。また、自分なりに工夫することでより良い結果を導き出すことができると感じました。今後も、問題やトラブルに遭遇した際には、諦めずに何度でも挑戦していきたいと考えています。(350字以内)

ガクチカでゲームをテーマとすることは、一見難しいのではと思うことでしょう。

とはいえ、ゲームを攻略するために、試行錯誤したという経験はありませんか?

自分の弱点に対して、工夫し努力した経験はガクチカとしてアピールすることができます。

ただし、なぜゲームに力を入れているのか、目的や目標を明確に記すことが大事です。

また、ゲームに詳しくない面接官である場合も大いにあるため、専門用語ではなくわかりやすく説明するように心がけましょう。

例文⑩アイドル

例文

私はアイドルが好きで、学生時代は応援活動に力を入れていました。自分の好きなアイドルのコンサートへ足を運ぶべく、大学時代には遠征もしていました。ただし、学生である私は時間や費用面で制限があり、全てのコンサートに行けるわけではありません。
そこで、私は自分の興味のあるイベントに絞って情報収集をし、遠征するためのスケジューリングを行いました。このことから、目的に沿って、タスクを計画し効率的にスケジュールを管理する大切さを学びました。また、自ら情報収集をする大切さを知り、情報収集スキルも身についたと感じます。貴社に採用された際にも、これまでの経験を活かして、目的に応じて適切な計画を立てて業務に挑みたいと思います。(350字以内)

他のテーマに比べて、アイドルの応援活動は難しいテーマとなります。

しかし、1つの目的に向かって努力をすること、モチベーションを維持するための努力などガクチカに適した部分が多くあります。

推しに費やしてきた時間や労力を振り返ってみましょう。

情報収集能力スケジュール管理、推しをPRする営業力などあらゆるスキルがアピールできます。

伝わりやすい内容にするために、ダラダラと長く説明するのではなく、簡潔にまとめることが大事です。

趣味に関するガクチカを書くときの注意点

マイナスイメージのある趣味は選ばない

趣味であれば、なんでも良いというわけではありません。ガクチカに書くのであれば、やはり就活の場にふさわしいものを選ぶことが大切です。

よって、一般的にマイナスイメージのある趣味は選ばないようにしましょう。例えば、パチンコや競馬というようなギャンブル系、お酒やタバコといった趣味は人によって悪い印象を受ける可能性が高いジャンルとなります。このようなジャンルは、就活の場では避けた方が賢明です。

専門用語は使用しない

専門用語を多く使用した文章は、他の人からするとわかりづらい印象を受けます。面接官があなたの趣味について詳しい人物であるとは限りません。話が上手く伝わらず、アピールしたいことが十分に伝わらないという事態も起こり得ます。

就活の面接・選考だからといって、難しい専門用語を使う必要はありません。反対に、誰にでも伝わりやすいワードを使用してまとめることで、「仕事ができる人」という印象を与えることができます。

相手にとって読みやすい内容となっているのかを意識してみましょう。

大学生以前のエピソードは避ける

ガクチカとは、基本的に大学時代の経験・エピソードのことを指します。そのため、大学生よりも前のエピソードは書かないようにしましょう。

大学生以前のエピソードを伝えると、「大学では力を入れて取り組んだ事柄がないのでは?」と思われてしまう可能性があります。ただし、昔始めた趣味が現在まで継続できている場合は、ガクチカとして選んでも問題ありません。大学時代の経験について問われているということを理解しておきましょう。

本やネットの例文をそのまま転用しない

ガクチカについてリサーチすると、本やインターネット上で例文がいくつもヒットします。趣味に関するガクチカの例文も検索できますが、それらはあくまでも参考程度に留めておくようにしましょう。

本やインターネットの例文をそのまま転用すると、オリジナル性がないガクチカになり、自分の良さが伝わりにくいです。面接官によっては、そのまま転用していることを勘付かれる場合もあります。例文の構成や書き方を参考にし、自分の経験やエピソードを盛り込みましょう。

趣味を通して自分を最大限にアピールしよう!

趣味に関するテーマであっても、学生時代に力を入れて取り組んだものであればガクチカとして書くことができます。

趣味に対する取り組み方は、仕事にも通じるものがあるからです。

個性を表現しやすいテーマであるため、最大限に自分をアピールできるチャンスです。

ただし、価値観や人間性、モチベーションの源泉など企業側がどこに注目しているのかを汲み取ることが大事です。

企業とマッチする経験やエピソードを書き出してみましょう。

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