ホテル業界へ就職したいけど、「どんな風に志望動機を書けばよいかわからない」「人事担当はどんなポイントを重視するか知りたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ホテル業界の志望動機を書く上でポイントとなるのは、「自分だけ」の具体的なエピソードを絡めた志望動機を書くことです。
本記事では、ホテル業界の志望動機を書く際のポイントや周囲と差別化するためのポイント、注意点などについて解説しています。
目次
ホテル業界とは
ホテル業界とは、利用者へ宿泊用の客室を提供する業界の総称です。ホテル業界におけるサービスは、宿泊施設やレストラン、ホテル内のレジャー施設、結婚式場など、様々なものが挙げられます。
ホテル業界の主な収益源は、客室販売です。客室販売の方法は、自社のウェブサイトや電話予約などを通じて、顧客に直接客室を販売する「直接販売」と、旅行会社や旅行代理店、旅行予約サイトなどに客室販売を委託する「委託販売」という2種類が存在します。
その他、レストランやバーなどの飲食施設や結婚式場や宴会場、スパやフィットネスなどの施設利用もホテル業界の重要な収入源です。コロナ禍では宿泊事業が大きな打撃を受けたことを機に、様々な収益源を確保し、経営リスクを減らしたホテルが一気に増えました。
ホテル業界は、収益源の多様化や新サービスの開発などが、さらに強まっていく意向です。
ホテル業界の職種
フロント
ホテルの玄関口であるフロントは、お客様との最初の接点であり、ホテルのイメージを左右する重要な役割を担っています。
フロントの主な業務内容は、予約受付、チェックイン・アウト、各種案内、会計など、多岐にわたります。お客様から忘れ物や落とし物などの問い合わせがあった際の対応などもフロントが行います。
フロントの仕事において求められるスキルは、明るく丁寧な対応ができること、迅速かつ正確な業務処理能力、臨機応変な対応力や語学力などが挙げられます。
フロントは、お客様とのファーストコンタクトに携わる仕事であるため、求められるスキルは多岐に渡りますが、もっとも重要なことは「お客様目線に立った気持ちのよい接客ができること」です。
ベルパーソン
ホテルに到着したお客様を笑顔で迎え、荷物を預かり、客室まで案内するのがベルパーソンの仕事です。
ベルパーソンの主な業務内容は、チェックイン手続き後のスムーズなご案内や、ホテル設備の説明や館内案内など、お客様の快適な滞在をサポートする重要な役割を担っています。お客様から問い合わせを受けた場合は、丁寧かつ迅速に対応するのもベルパーソンの重要な仕事です。
ベルパーソンは、ホテルの第一印象を左右する存在として、明るく親しみやすい笑顔を心がけることや、丁寧な言葉遣い、気品のある振る舞いなどが求められます。
ベルパーソンは、お客様に心温まるおもてなしを提供し、ホテル全体の印象を大きく左右する重要な役割を担っています。
ドアパーソン
ドアパーソンは、ホテルの正面玄関に立ち、出入りするお客様を管理する職種です。
ドアパーソンの主な業務内容は、車両の誘導や荷物の一時預かり、タクシーの手配、安全確認など、ホテルを代表してお客様の荷物や車の手配を進めるなど、責任の大きい仕事です。
ドアパーソンに求められるスキルは、落ち着いた立ち振る舞いや迅速かつ的確な判断力、外国人観光客にも対応できる語学力などが挙げられます。また、ホテル周辺の施設などについてお客様から相談を受けた場合、迅速に回答できる土地勘なども必要とされるでしょう。
ドアパーソンは、ホテルで利用客を最初に出迎える役割を担うため、ホテル全体のイメージに関わる重要なポジションといえます。
コンシェルジュ
コンシェルジュは、お客様のあらゆる要望に応えるホテルの案内人です。
コンシェルジュの主な業務内容は、レストランの予約や観光案内、チケットの手配など、幅広い知識と経験を活かして、お客様に満足してもらえるようなサービスの提供が求められる仕事です。
コンシェルジュに求められるスキルは、豊富な知識と情報収集能力、臨機応変な対応力、問題解決能力、語学力などと多岐にわたります。
近年のホテルは、海外からの利用客も多いため、日本の風習や言語への対処や体調の急変、ビジネス文書の作成、結婚記念日の演出など、コンシェルジュに届く相談内容は多岐にわたります。
ハウスキーピング
ホテル滞在において、清潔で快適な客室は欠かせません。その快適空間を作り上げるのが、ハウスキーピングと呼ばれる清掃スタッフです。
ハウスキーピングの仕事は、単に掃除をするだけではありません。客室の清掃、備品のチェック、品質管理に加え、お客様の要望に応じたアメニティの提供など、多岐にわたります。さらに、電球交換や水漏れ対応など、トラブル対応の窓口となることもあります。
ホテルの顔とも言える客室を美しく保ち、お客様に快適な空間を提供することは、ハウスキーピングの重要な役割です。丁寧な清掃はもちろん、お客様目線での心配りが求められます。
ホテル業界が求める人物像
観察力がある人
ホテル業界では、お客様が浮かべた表情や小さな様子に目を向け、「目の前にいるお客様はどんなサービスを求めているのか?」を見落とさず、スピーディに対応することが求められます。そのため、周囲をよく見渡せる観察力がある方は、ホテル業界で活躍できるでしょう。
なお、お客様へ目を向けるだけではなく、客室やロビーなどの各施設のチェックも怠ってはなりません。清掃状況のチェックや、設備に問題が生じていないかを把握することも重要な仕事です。
観察力があれば、お客様が抱える要望・ニーズを取りこぼすことなくキャッチアップできますし、お客様が満足できるようなサービスを提供できます。目の前にいるお客様に興味の目を向け、行動に移せる方は観察力がある人といえるでしょう。
語学力がある人
近年、グローバル化が進むホテル業界では、海外からの観光客やビジネスマンの宿泊がますます増加しています。そのため、語学力がある人材は、ホテル経営を支える重要な存在として強く求められています。
世界共通語である英語はもちろん、中国語や韓国語などの語学力を兼ね備えている人材が必要とされています。「英語は話せる」という人材は一定数いますが、複数言語に精通した人材は絶対数が少ないため、高い語学力をもっていれば、ホテル業界への就職において非常に有利といえます。
今後のホテル業界は、海外からの観光客をターゲットとしたサービスを強化する動きが加速すると言われています。そのため、語学力がある方は、ホテル業界においてなくてはならない存在として重宝されるでしょう。
チームワークが得意な人
お客様へ円滑にサービスを提供する上で、チームワークを重視して働く姿勢が求められます。ホテルの仕事は、フロントやコンシェルジュ、ハウスキーピングを始めとした複数の仕事が連携し合って回されます。自分が担当する仕事の役割を正しく理解し、責任感を持って業務に取り組むことが大切です。
自分の仕事にのみ取り組むのではなく、他部署にも目を向けて、業務が滞りなく進行しているかを気遣う姿勢も求められます。たとえば、あなたがハウスキーピングの仕事に就いており、「部屋の鍵をなくした」という相談をお客様から受けた場合、速やかにフロントへ共有しなければなりません。
他部署と円滑なリレーションを取れる方は、チームワークを意識して働ける人材として重宝されるでしょう。
ホスピタリティがある人
お客様に最高のサービスを提供するためには、ホスピタリティ精神が欠かせません。多くのお客様は、宿泊施設や食事、ホテル周辺のレジャー施設を堪能するために、ホテルへ宿泊します。お客様がよりよいひと時を過ごせるか否かは、お客様へサービスを直接提供する、ホテルスタッフのホスピタリティによって決まります。
お客様へホスピタリティを示す上で、お客様に対して常に笑顔で接し、親切丁寧に対応することは当たり前の行動です。そこにプラスして、お客様の要望や気持ちを正しく汲み取り、期待を超えるようなサービスを提供することが求められます。
お客様一人ひとりに寄り添い、心を込めたおもてなしを提供できる方は、ホスピタリティがある人材として重宝されるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
お客様や同僚と円滑なコミュニケーションを取る能力は、ホテル業界で働く上で必須事項です。
宿泊施設へ足を運んでくれるお客様の年齢や性別、性格や住んでいる場所などは、一人ひとり異なります。お客様ごとに相手に合わせた話し方や言葉遣いを意識しなければ、円滑なコミュニケーションを図ることはできません。
また、先輩上司、同僚や部下との関わり合いにおいても、コミュニケーション能力が必要です。前述した通り、ホテルの仕事は周りと連携し合って進めるチームワーク業ですので、職場の仲間とも意思疎通を図りながら、業務を進めていかなければなりません。
お客様や職場の仲間の話にしっかり耳を傾け、自分の考えや意見を分かりやすく伝えられる方は、コミュニケーション能力が高い人材として重宝されるでしょう。
ホテル業界の志望動機を書く構成
志望動機の結論を書く
志望動機の冒頭で、「なぜホテル業界を志望するのか」という結論を簡潔に書きましょう。
例:「私がホテル業界を志望する理由は、お客様に心からのおもてなしを提供し、特別な時間を過ごせる空間づくりに貢献したいと考えたためです。」
簡潔ではありますが、まずは冒頭で「なぜホテル業界を志望するのか」という要点を伝えておくことが重要です。先に結論を伝えれば、その後に続く文章をスムーズに書けるようになるためです。
志望動機は、最初から終わりまで全て一文となって完成されるものですので、冒頭で述べた志望動機の結論とその後の文章に矛盾がないように、しっかりとした筋道を立てて書くようにしましょう。
志望理由の裏付けとなるエピソード
次に、なぜホテル業界なのかを具体的なエピソードを交えて説明します。
例:「幼い頃から旅行が好きで、様々なホテルに宿泊した経験があります。そこで出会った温かいおもてなしに感銘を受け、私もお客様に感動を与えられるような仕事に就きたいと考えるようになりました。」
このように、ホテル業界を志望する理由を肉づけする際は、具体的なエピソードを取り入れることが重要です。取り入れやすいエピソード例は、旅行好き・語学力を磨いている・そのホテルでの宿泊経験などが挙げられます。
重要なのは、「あなただけのエピソードを具体的にアピールすること」ですので、先入観にとらわれず、自身の言葉でホテル業界を志望する理由を書き上げましょう。
そのホテル・職種を選んだ理由を書く
続いて、「なぜそのホテル・職種を選んだのか」を具体的に掘り下げていきましょう。
例:「貴社は、伝統と革新を融合させたホスピタリティで世界中から愛されています。特に、客室乗務員の細やかな心配りには定評があり、私も貴社でホスピタリティあふれる最高のおもてなしを学び、お客様に最高の思い出を提供したいと考えています。」
このように、そのホテルや職種を選んだ理由を具体的に書くためには、ホテルや職種についてしっかりと研究を重ねておく必要があります。企業ホームページや採用ホームページ、ホテル業界に関する情報サイトなどを通じて、ホテルや職種に対する理解を深めておくことが大切です。
入社後どのように貢献したいのかを書く
最後に、入社後にどのように貢献したいかをアピールしましょう。
例:「私は語学力に自信があり、海外からの旅行客も安心してホテルを利用できるよう、多言語でのコミュニケーションに積極的に取り組んでいきます。また、常に新しい知識を学び、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供できるよう努力いたします。」
志望動機の終わりでは、入社後に描く理想の働き方について書き上げましょう。最後に、志望動機全体を見通して、「記載内容に矛盾や飛躍している部分はないか」「ひとつの文章として読みやすい構成になっているか」を確認しましょう。これらのステップを参考に、自身の経験や想いを盛り込んだ、説得力のある志望動機を作成してください。
ホテル業界の志望動機の例文6選
人の笑顔を直接見れる仕事が好きだから
私がホテル業界を志望する理由は、人の笑顔を直接見れる仕事に就きたいからです。
私は、人と接することが好きであり、人の笑顔を見ることにで喜びを感じます。ホテル業界は、お客様一人ひとりに寄り添い、最高のサービスを提供することで、笑顔を生み出せる仕事です。特に、フロント業務は、お客様の要望に耳を傾け、臨機応変に対応することで、感謝の言葉をいただけるお仕事だと考えています。
私は、自分の行動が誰かの役に立っていることを実感できた時に大きなやりがいを感じます。貴社は、お客様とのコミュニケーションを大切にする企業文化を掲げており、私の目標に合致すると考えています。
入社後は、お客様一人ひとりへのホスピタリティを忘れず、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供することで、笑顔あふれるホテルづくりに貢献したいです。(400字以内)
この志望動機のポイントは、「人の笑顔を見れる仕事に就きたい」という意向がフロント業務とマッチしている点です。
プラスすべき内容を言うのであれば、自分の行動が誰かの役に立っていることを実感できたエピソードを簡潔に伝えることです。
文字数の制限上、全て書くことは難しいかもしれませんが、「アルバイトを通じて誰かの役に立つことが喜びであると学びました」などのように要点だけ記載すれば、具体的なエピソードを自己PRでアピールしやすくなるでしょう。
ホテルへの宿泊時に素敵な対応をされたから
私がホテル業界を志望する理由は、ホテルへの宿泊時に素敵な対応をされたからです。
私は大学1年生の頃、旅行中に貴社の青山リゾートホテルを利用したことがあります。その際、スタッフの方々による丁寧な対応と温かいおもてなしに感動しました。
フットマッサージャーや女性用のアメニティの準備を始めとした数々の心配りに、旅の疲れも忘れ、心からリラックスすることができました。この経験を通して、私も青山リゾートホテルのいちスタッフとして、お客様に最高の思い出を提供したいと考えるようになりました。
貴社は、「お客様第一主義」を掲げ、常に質の高いサービスを提供しています。そのような企業理念に共感し、私も一員として貢献したいと考えています。入社後は、常にお客様目線に立ち、細部まで気を配ったサービスを提供することで、青山リゾートホテルのさらなる発展に貢献したいです。(400字以内)
この志望動機のポイントは、ホテルを利用した中で感動したおもてなしについて、わかりやすく具体的に記載されていることです。
志望動機でホテルの利用経験をアピールする就活生は決して少なくありませんが、内容が抽象的すぎる場合、「この子は本当にホテルを利用したのか」という疑問を人事担当が浮かべる恐れがあります。
この例文のようにわかりやすくアピールされていると、志望動機の説得力が増すでしょう。
快適に過ごせるホテルづくりに貢献したいから
私がホテル業界を志望する理由は、快適に過ごせるホテルづくりに貢献したいからです。
私は旅行が大好きで、様々なホテルに宿泊する経験を重ねてきました。その中で、快適な空間と行き届いたサービスは、旅の満足度を大きく左右すると感じました。私はこれまでの経験を活かし、快適に過ごせるホテルづくりに貢献したいと考えております。
貴社が運営する各リゾートホテルは、「おもてなしの心」を大切にし、お客様にとって非常に心地よい空間を提供しています。そのような企業理念に強く共感し、私も一員として貢献したいと考えております。
入社後は、お客様目線に立ったよりよいサービス提供を徹底し、お客様が快適に過ごせる空間づくりに貢献したいです。(350字以内)
この志望動機のポイントは、旅行が大好きであり、それらの経験を活かしたいというプロセスがアピールされている点です。
様々なホテルの宿泊経験を通じて、ホスピタリティあふれるホテルで働きたいという想いが生まれ、その中でこの企業への就職を決意したというバックボーンが見えるような志望動機です。
豊富な旅行経験は、ホテル業界で働くうえでも大いに役立つものですので、志望動機でも十分にアピールすることをおすすめします。
語学力を活かしたサービスマンになりたいから
私がホテル業界を志望する理由は、語学力を活かしたサービスマンになりたいからです。
私は、大学で英語を専攻しており、海外旅行に行くことが趣味です。大学での勉強と海外旅行で培った語学力を活かして、外国人のお客様に質の高いサービスを提供したいと考えております。
長野トラストホテルは、国際的なホテルチェーンであり、多くの外国人のお客様が利用しています。「グローバルホテル Award 2023」では、第1位にランクインした実績も拝見しました。そのような環境で、自分の語学力を活かして、お客様と円滑なコミュニケーションを図ることで、より満足度の高いサービスを提供したいと考えています。
入社後も積極的に語学力を磨き、様々な国籍のお客様に対応できるように努力していきます。(350字以内)
この志望動機のポイントは、「語学力」というホテル業界において求められる強力な武器をアピールできている点です。
海外旅行以外にも、大学では英語を専攻している点から、語学力のレベルは確かなものであるという印象を与えられる志望動機です。
語学力の高さをアピールする際は、志望動機以外の経験・資格にて、TOEICの点数などの目に見える数値で説得性を強調することをおすすめします。
ホテルを発展させて観光業を盛り上げたいから
私がホテル業界を志望する理由は、ホテルを発展させて観光業を盛り上げたいからです。
私は、生まれ故郷である気仙沼が大好きで、観光業の発展に貢献したいと考えております。ホテルは、観光客にとって大切な滞在場所であり、かつ地域の魅力を発信する役割も担っています。気仙沼グランドホテルは、地域に根差したホテルとして、観光客に愛されています。私も気仙沼へ旅行に行った際は、必ず気仙沼グランドホテルを利用しているので、サービスの良さは実感しています。
私が大好きなホテルで働くことで、地域の魅力を発信し、観光業の発展に貢献したいです。入社後は、地域の歴史や文化を学び、お客様に魅力を伝えられるよう、知識を深めていきます。(350字以内)
この志望動機のポイントは、自身が宿泊客である点をダイレクトにアピールしている点です。
また、生まれ故郷である点もアピールできているため、入社後は土地柄に詳しい知識豊かなサービスマンとしての活躍を期待できるような志望動機です。
ホテルの利用経験がアピールされた志望動機は、人事担当目線で見ても魅力的に映る内容ですので、他の就活生と差別化を図ることができる理想的な志望動機です。
ホテルの接客を通じて経験を積みたい
私が貴社を志望する理由は、ホテル業務を通じて幅広い経験を積み、お客様に対するサービススキルを磨きたいと考えているからです。私はこれまで接客業に興味を持ち、人と直接関わる仕事にやりがいを感じてきました。その中で、ホテル業界は単にサービスを提供するだけでなく、お客様一人ひとりに合わせた特別な体験を創り出すことが求められる仕事だと感じています。
貴社は、幅広い業務を一貫して学べる環境が整っており、フロント業務からレストラン運営、イベント企画まで多岐にわたる経験を積むことができる点に魅力を感じました。また、「お客様の期待を超えるサービス」を理念に掲げておられる点に共感し、接客スキルだけでなく、お客様視点に立ったサービスを提供する力も養えると確信しています。
貴社の一員として現場で努力を重ね、経験を重ねながら、信頼されるサービスの提供に貢献したいと考えています。(400字以内)
自身のキャリアアップという明確な目標をもとに、ホテルならではの理由も挙げられている志望動機です。企業の業務内容に触れながら、自身の成長に繋げられるというビジョンを明確に打ち出しているため、仕事の場で努力する姿を想像してもらいやすい内容になっています。
経験を積むことを軸にする場合は、その企業をキャリアの踏み台のひとつとして捉えられないように注意しましょう。経験を積みながらも、確かな貢献を果たしたいという気持ちを伝えることが重要です。
ホテル業界の志望動機を書く上での注意点
他の企業や業界でもいい理由は書かない
ホテル業界の志望動機として「お客様の役に立ちたい」といった理由を挙げることに問題はありませんが、そういった表現しかしていないと、そのホテルや業界である必要性が感じられない志望動機になってしまいます。
他のホテルや接客業ではなく、志望先のホテルを選ぶ理由が必ずあるはずです。自己分析や企業研究を念入りに行い、そのホテルならではの志望動機が書けるようにしましょう。
サービスの感想だけで終わらない
以前に志望先のホテルを利用したことがあるというエピソードは有効ではあるものの、その経験を軸に志望動機を組み立てるのは危険です。憧れだけの理由は多くの企業では通用せず、内容が薄いように感じられる原因になります。
そのため、あくまで自身の目標や考えを軸とし、それらに影響を与えた要素のひとつとしてサービスへの感想を述べるようにしましょう。そのホテルのサービス内容について適度に触れることで、高い理解度があることを効果的に示せます。
志望部署を限定しすぎない
ホテル内にはさまざまな職種があり、携わりたいと考えている特定の職種や部署があることは自然なことです。しかし、志望動機でひとつの部署についてのみ書いていると、企業はその部署以外へ配属した場合のモチベーション低下などを懸念します。
興味を持ったきっかけとして特定の職種を挙げるのは問題ありませんが、入社後の目標や意気込みに「〇〇(部署)で活躍したい」といった記載をするのは避けましょう。
ホテル業界の志望動機は他の就活生との差別化を図ろう!
本記事では、ホテル業界の概要や志望動機の書き方、例文・ポイントなどについて解説しました。
ホテル業界は、人々の旅を支える重要な役割を担っています。お客様から「ありがとう」の言葉をもらえるような、ホスピタリティあふれる魅力的なホテルで働きたいという夢を持つ就活生も多いでしょう。
しかし、内定を獲得するためには、熱意や意欲を伝えるだけではアピールとして弱いとみなされます。なぜなら、人気ホテルであればあるほど、応募倍率が上がって他の就活生との競争が激化しますし、具体的なエピソードを交えた志望動機をもった就活生のほうが人事担当の目には魅力的に映るためです。
採用担当者に「なぜホテル業界なのか」「なぜそのホテルなのか」を明確に伝えた上で、入社後にどのように貢献できるのかをアピールしましょう。