「ESの提出期限に間に合わない」「今すぐ誰かにESを添削してもらいたい」というときには、AIでES添削できるサービスがおすすめです。添削を依頼してすぐに返信が届くAIツールですが、人に依頼するのとは勝手が違うため、活用する際のコツを理解しておくことも大切です。
本記事では、ES添削に便利なAIサービスを厳選して紹介します。さらに、AIツールをES作成に活用するメリットや注意点、上手く活用するポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ESの添削にAIツールを活用しても問題ない?
AIツールを使ってESの添削を行うこと自体は問題ありません。ただし、提案された内容をそのまま使うのではなく、自分の言葉や経験をしっかりを反映させることを心がけましょう。
なかには、「AIで添削してもらった文章をそのままコピーすればいい」と考えている方もいるかもしれませんが、それはとてもリスキーです。就活において企業が求めているのは、応募者の個性や価値観です。AIに頼りすぎていると、無難すぎる表現になりやすく、結果として自分らしさが薄れてしまう恐れがあります。
そのため、アドバイスを受けながらも自己分析を丁寧に行い、自分の経験や思いを自分自身の言葉で表現する努力が求められます。AIツールはあくまでもサポート役であることを理解し、上手く活用することで魅力的なESを仕上げることができるでしょう。
AIを使ったおすすめのES添削サービス8選
- ES Marker
- 内定くんAI
- 就職秘書
- ESの達人
- AI就活サポたくん
- AIシューカツ
- 就活AI byジェイック
- Chat GPT
①ES Marker|就職・ESに特化したAIによる文章作成
「ES Marker」は、6万枚以上のESを学習したAIが自己PRやガクチカの文章を自動生成するツールです。設問、ガクチカや自己PRに含めたいキーワード、文字数を設定すると、わずか60秒でAIが文章を作成します。
AI系のツールは多くリリースされていますが、このES Markerは就職・ESに特化しているのが特徴です。会員登録をすると、無制限で何回でもAIによる文章作成を利用できます。そのため、自分でブラッシュアップしながら質の高いESが完成します。自己PRやガクチカの書き出しや構成に悩んでいる方は、ぜひES Markerが生成した文章をお手本にあなただけのESを作成していきましょう。
②内定くんAI|LINEでAIによるES添削を依頼
「内定くんAI」は、あなたが作成したESをLINEで送るだけでAIが無料で添削してくれるツールです。作成したESがどの程度、志望企業が求める人材とマッチしているのか、構成は適切かなど、点数やコメントで返信が届きます。LINEという日頃から多くの学生が利用しているツールで、簡単にAIのES添削が受けられるという点が魅力的です。
添削機能のほかにも、AIによるES作成や企業分析、自己分析といった機能も利用できます。内定くんAIを活用することで、志望企業ごとにカスタマイズしたES作成が可能です。自己分析や企業分析も改めて深めたい、志望企業にマッチしたESを作成したいという方におすすめです。
③就職秘書|AIによるES作成代行が可能
「就職秘書」は、自己PRや志望動機、ガクチカなどES作成に時間がかかりがちな項目の作成をAIが代行してくれるツールです。AIが自己PRやガクチカなどを代わりに作成してくれるので、自分でゼロから文章を作成する手間を省けます。
また、AIによる模擬面接や就職相談を24時間365日対応しています。AIだからこそ、就活対策を気軽に行えるという点がおすすめポイントです。現在、この就職秘書はベータ版がリリースされています。
そのため、当面の間は無料で利用可能です。もしかすると、今後は有料版がリリースされる可能性もあるため、お得に利用するなら早めにチェックしておきましょう。
④ESの達人|キーワードからESを自動生成
「ESの達人」は、就活サイト「ONE CAREER」に投稿された15万枚のESデータをもとに、AI技術によってESを自動生成するツールです。文字数によって生成時間は変化しますが、150字程度の場合は30秒程度ですぐに作成されます。
使い方も非常に簡単です。まず、部活やサークルなどあなたが書きたいトピックを選択します。そこから、アピールしたい強みや志望業界、文字数をクリックするだけでAIがESを作成してくれます。AIが作成したESを全文読むには会員登録が必要ですが、無料であるため手軽に利用できます。
⑤AI就活サポたくん|LINEで簡単に添削依頼
「AI就活サポたくん」は、1,000社を超えるLINE採用の実績を持つ株式会社アローリンクが開発したES作成・添削のツールです。AI就活サポたくんのLINEにESを送ると、無料で添削してもらえます。誤字脱字のチェックや文章の構成、表現のニュアンスなど細かく添削します。
また、アピールポイントや志望業界・業種などの簡単な情報を入力するだけで、あなたの強みや熱意をアピールするESを自動生成できる機能もあります。アンケート形式で簡単に回答するだけでESを作成できるので、難しい作業はありません。
他にも、就活に関する相談も無料で何回でも利用可能です。ESに関する内容だけでなく、就活のマナーや面接準備など、幅広い質問にAIが対応します。
⑥AIシューカツ|キーワード選定でESが簡単作成
「AIシューカツ」は、キーワードを選ぶだけで自己PRやガクチカ、志望動機の文章をAIが自動生成できるツールです。自己PRやガクチカなどに含めるキーワード、あなたの強みやアピールしたいことを選ぶと、AIがあなたに最適なESを作成します。
自分の強みがわからないという場合でも、16性格診断によって自分の強みを把握できます。App StoreやGoogle Playでスマートフォンにインストールできるアプリであるため、いつでもどこでも利用できる気軽さが魅力です。
⑦就活AI byジェイック|AIによるES作成・添削が可能
「就活AI byジェイック」は、Chat GPTの有償APIを利用した、ガクチカや自己PR、志望動機の作成・添削ができるツールです。自分で作成した自己PRやガクチカ、志望動機を入力すると、AIによる添削が行われ、より良い内容にするためのフィードバックがすぐに入手できます。
添削のメッセージには、送信したESの良い点や改善点、想定される質問内容が記載されています。逆質問作成や面接練習といった面接対策に関する機能も利用できるので、採用に向けた実践的な対策も整えたいという方におすすめです。ただし、Chat GPT APIを利用したサービスであるため、情報漏洩リスクを防ぐために、送信するESの内容には必要以上に個人情報を含まないように注意しましょう。
⑧Chat GPT|チャット形式でAIを活用
「Chat GPT」は、OpenAI社が開発した対話に特化したAIサービスです。ESや就活に特化しているものではありませんが、大量のデータを学習しているため、ES添削にも対応できるでしょう。
上手く使いこなすコツとしては、できるだけ具体的な指示を入力することです。添削してほしい文章だけでなく、どのような企業に対してどのようなアピールをしたいのかを指示すると、それに見合ったフィードバックを受けられるでしょう。
また、自由に質問できることがChat GPTの最大の特徴ですので、ES添削に限らず、就活に関する相談やアイデアを求めるツールとしてもおすすめです。
AIによるES添削サービスを活用するメリット
24時間いつでも利用できる
AIによるES添削サービスは、時間や場所に縛られず、24時間いつでも利用できることが大きな魅力です。人に添削を依頼する方法だと、相手に配慮しなければならず、時間調整が必要なときがあります。
そこでAIツールをひとつ登録しておくと、自分が添削してほしいときに利用できるため非常に便利です。深夜や早朝にじっくりと文章を書くこともできます。また、締切直前の急な修正やアイデアの整理にも対応できるため、余裕を持って就活準備が進められます。
客観的なフィードバックを受けられる
ES作成では主観的な視点に偏りがちですが、AIは第三者の視点でフィードバックを提供してくれるため、客観性を高められます。主観的な文章のみだと、説得力が欠けることがあります。例えば、「頑張った」という表現だけではなく、説得力をプラスするには具体的な成果や過程を示すことが大切です。
AIは表現方法や構成の不備などを指摘してくれるため、自分では気付きにくい改善点を発見できます。AIツールを活用して客観的に見ることで、企業に伝えたいメッセージがより明確になるでしょう。
自分が言いたいことを言語化できる
ES作成をするにあたって、「頭の中での考えはあるのに、上手く言葉にできない」と悩む就活生は多いです。AIツールは、断片的なアイデアやキーワードを整理し、適切な表現を導き出します。
ESでは、自分の強みや経験を明確に伝える必要があります。自分の言いたいことを言語化する癖が付くと、自然と自信が付き、ES作成に対する苦手意識を克服できるでしょう。
誤字脱字を防止できる
AIによるES添削は、文章中の誤字脱字を防止することも可能です。ESの内容がどれだけ素晴らしくても、誤字脱字があるだけで評価が下がる恐れがあります。
もちろん自分を含めて人間の目で確認することでミスを防ぐことは可能ですが、ときにヒューマンエラーも起こり得ます。これを防ぐには、AIを活用する方法がおすすめです。自分だけでチェックするのではなく、AIツールも併用して正確な文章作成を心がけましょう。
AIによるES添削サービスを活用する際の注意点
個人情報の漏洩リスクがゼロではない
AIによるES添削サービスを利用する際には、個人情報の取り扱いに注意が必要です。多くのサービスはデータ保護に配慮していますが、インターネット上に情報を送信することにはリスクが伴います。
もしも、セキュリティーが不十分なAIツールを使うと、ESに記載する個人情報やプライバシーに関わる内容が不正に扱われる恐れがあります。そのため、利用するサービスのプライバシーポリシーやセキュリティー対策を事前に確認しておくようにしましょう。また、個人を特定できるキーワードを省くこともリスクヘッジとして有効です。
AIツールの限界を理解する
AIによるES添削は非常に便利ですが、その仕上がりは必ずしも完璧ではありません。AIは文法チェックや表現の改善、構成の整理などに優れていますが、感情やニュアンスを十分に理解することが難しい場合があります。
そのため、AIからのアドバイスや指摘を全て鵜呑みにするのではなく、自分の意図をしっかり反映させることが大切です。AIをサポートツールとして活用し、最終的な判断は自分で行いましょう。
ES添削にAIツールを活用する際のポイント
自分に必要なAIツールを見つける
AIツールには様々な種類があり、それぞれの機能や強みは異なります。例えば、文法チェックに特化したもの、キーワードを入力することで文章作成や構成をサポートするものなどがあります。
まずは、自分が求めている機能に合わせて、最適なAIによるES添削サービスを選ぶことが重要です。自分のニーズに合ったツールを見つけることで、効果的にESを改善できます。誤字脱字チェックや構成の改善など、何を必要としているのか考えをまとめてみましょう。
添削を複数回行う
AIツールを使ったES添削は、1回のチェックで完璧な仕上がりになることは少ないです。初回の添削後のフィードバックを元に、もう一度内容を見直し、改善点を反映させることが必要です。
時間をかけて添削を受けることで、新たな視点や改善点が見つかり、さらに内容を深めることができます。AIの提案を確認して、一部分を修正したり、ワードを追加したりしながらブラッシュアップしていく作業が重要です。より質の高いESを作成するために、慎重なチェックを行いましょう。
提案された文章を自分の言葉で調整する
AIを使ったES添削サービスは、素晴らしい添削機能を持っていますが、提案された文章が自分の言葉や意図にぴったり合うわけではありません。AIの提案をそのまま使うのではなく、必ず自分の言葉に置き換えて調整しましょう。
AIは無難な表現を多く提案することがあるため、自分の個性や熱意をアピールするためには、多少の工夫や手直しが必要です。自分自身の経験や感情を反映させて、より説得力のある文章を作りましょう。
志望企業・業界に合わせた内容に仕上げる
企業や業界ごとに求める人材やスキルが異なるため、ESの内容はそれぞれに合わせて調整する必要があります。AIを活用しながらESを作成する際には、志望企業や業界への理解を深める作業が大事です。
AIが提供する一般的なアドバイスをベースにしながらも、志望企業が重視するポイントに焦点を当て、内容をカスタマイズしましょう。これにより、企業側に「この学生は自社に欲しい人材だ」と評価されます。
ES Markerで効率的にESを作成しよう!
ESはAIツールを活用して作成・添削をすることで、スピーディーに効率よく進めることができます。誰かに添削を依頼する場合は、時間や日程など調整する必要がありますが、AIであればいつでもどこでも利用可能です。
AIツールには、文章を自動生成できるものや、添削に特化したもの、自己分析や企業分析など様々な種類があります。自分が必要とするAIツールを選ぶことで、就職活動がより効率的に進められます。ESの書き方や構成づくりに悩んでいる方は、ぜひ「ES Marker」に登録してみましょう。