自己PRで柔軟性をアピールしたくても、どのようにアピールすればいいかわからず困っている人も多いでしょう。柔軟性をアピールするには、相手の立場で物事を考えられることや、新しい分野・環境に適応できることを伝えらえると、高い評価を得ることができるでしょう。併せて具体的なエピソードを述べて、信憑性を高めることが大切です。
本記事では、企業に求められる柔軟性、自己PRの書き方、柔軟性をアピールするときのポイントなどを解説します。シチュエーションごとに例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
企業に重要視される柔軟性とは?
柔軟性がある人とは、自分の生き方や考え方に固執せず、さまざまな状況や選択肢に応じてその時々で変化することができる人を指します。社交性や適応性が高いので、ポジティブ思考でコミュニケーション能力に長けている傾向にあります。
そのため、柔軟性は仕事をする上でも非常に重要視されるポイントとなります。ここでは、企業の評価に結びつく柔軟性を3つ紹介します。
物事や人の意見を素直に受け入れられる
物事の急な変化や人からのアドバイスを素直に受け入れられる人は、成長スピードが早いため、多くの企業に求められるでしょう。ビジネスシーンは移り変わりが早いため、環境の変化に馴染めないと、なかなか会社で活躍することができません。
人の意見を聞き入れず、頑固に自分の意見を曲げない人は、社内で孤立してしまう恐れもあります。人の意見を上手に取り入れたエピソードがあれば、自己PRで積極的にアピールしましょう。
既存のルールにとらわれない
既存のルールにとらわれず、物事をさまざまな視点で考えられる人は、重宝されるでしょう。近年は働き方改革により、業務の効率化が重要視されています。
歴史の長い企業ほど、慣例的に仕方なく実施している業務が多くあります。既存のルールにとらわれない人であれば、業務のムダを見つけて改善できるでしょう。既存のルールにとらわれない新しい考え方によって問題を解決した経験があれば、自己PRで述べることがおすすめです。
さまざまなアイデアを持つ
前述したように物事や人の意見を素直に受け入れ、既存のルールにとらわれずに働くことで、さまざまなアイデアを得られるでしょう。仕事において独創的なアイデアを形にしていくことで、企業に貢献することができます。独創的でなくとも、多くのアイデアを持っていれば、環境の変化に合わせて臨機応変に対応することができます。
独自の柔軟な発想で問題を解決した経験や、適切にアイデアを使い分けて物事を改善した経験は、今後の仕事に活かすことができます。そのようなエピソードがないか探してみましょう。
柔軟性を持つ人材を企業が求める理由
新しい分野や環境に適応できる
多くの企業は、柔軟性を持つ人材に新しい分野や環境に適応する能力を期待しています。ひとつの業務だけでなく異なる分野の業務にも果敢にチャレンジすれば、企業で活躍できるでしょう。
グローバル企業では、社内社外問わず、文化や価値観の異なる人とも適切にコミュニケーションをとらなければなりません。海外に駐在することになれば、その国で暮らす必要があります。どんな分野や環境でも適応することで、企業から高い評価を得ることができるでしょう。
馴染みのない分野に挑戦したり新しい環境に適応した経験があれば、自己PRで強みとしてアピールできます。
相手の立場で物事を考えられる
相手の立場に立って物事を考えられる柔軟性を持つ人材は、企業に求められます。特に他社とコミュニケーションをとる機会が多い接客業や営業職では、顧客の立場になって物事を考える能力が重要視されます。顧客でなくても、自社の上司や同僚、他部署とコミュニケーションをとる際にも大切です。
相手の立場になって物事を考えることで、相手のニーズに沿った解決策を提案できるでしょう。柔軟性を発揮して相手の立場で物事を考え行動したことや課題を解消したエピソードがあれば、十分にアピールすることができます。
臨機応変な対応ができる
優れた柔軟性は、臨機応変な対応にもつながります。状況に合わせて臨機応変な対応ができる人材は仕事をする上で大切な要素です。変化の激しいビジネスシーンでは、速やかに問題点を明確にして改善することが重要です。
仕事では突然のトラブルに見舞われてもパニックに陥らずに、適切な対応をとることが必要とされます。マニュアルに書いていない咄嗟の対応を求められることも多くあるため、臨機応変に対応できる柔軟性が重要視されるのです。臨機応変な対応によって、危機を回避したり、良い方向に軌道修正した経験がないか、思い返してみましょう。
柔軟性が活かせる職種
プログラマー
プログラマーは、顧客の要望に沿うようなシステムやソフトウェアを開発する職業です。そのため、一度作成したものを修正したり、試行錯誤が求められる場面が多くあります。また、急な仕様変更などの事態にも臨機応変に対応する必要があります。
1つの手法にこだわって最後まで貫き通すのではなかなか仕事が進まず、別の方法を試す新しい発想が求められています。
企画職
企画職は、これまでにない発想で新しいものを生み出す発想力が求められます。さらに、自分のアイディアに対して予想していなかった意見を受けることもあり、それらの意見をどのように取り入れて良い商品を完成させるかがカギとなります。そのため、柔軟に意見を取捨選択することが必要です。
また、幅広い業務を任せられることも多く、多様な仕事に柔軟に取り組めることもアピールとなります。
営業職・接客業
営業職や接客業として関わる顧客には様々なタイプの人がいるため、それらの人々と柔軟にコミュニケーションをとることのできる人が好まれます。マニュアルだけで良い関係性を築くことは難しく、どのようなアプローチ方法が効果的かを考えながら行動する点で柔軟性が求められています。
また、特に接客業では、顧客の一見無茶な要望に対応しなければいけないことも多く、想定外の場面でもベストな対応を考え実行する力が柔軟性と言えるでしょう。
秘書・受付
他者や他部門のサポートに回ることの多い部署では、幅広い業務に対応する力が求められます。秘書の場合、急なスケジュール変更なども逐一把握し対応しなければならず、受付でも急な来客など想定外の業務があるでしょう。
顧客に対して、また自社の社員に対しても失礼が無いように、異例な状況にも臆さずに柔軟に対応できるようにしましょう。
柔軟性をアピールする自己PRの書き方
- 強みが柔軟性であることを簡潔に述べる
- 具体的にエピソードを述べる
- 得た成果を述べる
- 企業にどう貢献できるかを述べる
強みが柔軟性であることを簡潔に述べる
エントリーシートや面接での自己PRでは、冒頭で自分の強みが柔軟性であることを簡潔に述べます。ビジネスシーンでは、冒頭で結論を述べることで、聞き手が話を理解しやすくなるため、基本は結論から話し始めます。これはどの設問に対しても言えることなので、意識しておきましょう。
柔軟性を「臨機応変に対応できる」「どんな環境にも適応できる」など、具体的なポイントに言い換えることも内容がイメージしやすくなり効果的です。後に続くエピソードや志望先の企業・職種に合わせて、適切に言い換えてアピールに繋げましょう。
具体的にエピソードを述べる
冒頭で自分の強みが柔軟性であることを述べたら、柔軟性を発揮したエピソードを具体的に述べます。具体性がないエピソードは説得力に欠けるため、担当者に響かない薄っぺらい内容に見えてしまいます。自分の柔軟性が十分に発揮されたエピソードを丁寧に伝えることが大切です。
柔軟性をアピールする際は特に、自分がどのように考えてその行動に至ったのかを説明する必要があります。考えを述べないと、行き当たりばったりにその場しのぎの行動をしたとマイナスに捉えられる可能性があるので注意しましょう。
得た成果を述べる
柔軟性を発揮したエピソードを述べた後、その成果を説明しましょう。他の就活生と差別化できるような特別な成果がなくても構いません。柔軟性を発揮した結果、どのような学び、気づきを得たのかをアピールしていきましょう。
思い描いていた成果が得られなかった場合は、反省を述べ、次に活かす姿勢も合わせて伝えることで、柔軟性だけでなく向上心や継続力も同時にアピールできます。成果を伝えるときは、自慢話にならないよう気を付けましょう。
企業にどう貢献できるかを述べる
最後に自身の強みである柔軟性を企業にどう活かし貢献するかを述べます。柔軟性を活かし、どのように会社に貢献するのかをわかりやすく伝えることで志望者が企業で活躍する姿を採用担当者がイメージしやすくなります。柔軟性をアピールするのであれば、新しい分野や環境にチャレンジする姿勢や臨機応変な対応ができる力などを述べるのがおすすめです。
業界、職種、企業によってどんな人材を求めているかが異なります。志望業界や企業を十分に研究し、志望先ごとに柔軟性のアピール方法を使い分けましょう。
柔軟性をアピールする自己PR例文
部活動(プレイヤー)
機転を利かせて柔軟にアイデアを出せることが私の強みです。
私は大学のサッカー部に所属していました。私が所属していたサッカー部ではこれまで、雨天時は室内トレーニングを行っていたのですが、明確な練習メニューがなく、部員一人ひとりが自由に練習をしており非効率だと感じていました。そこで私は、室内トレーニングの練習メニューを提案し実施しました。試合結果を分析し、弱点や苦手意識のある部分を中心にトレーニングメニューの見直しも都度行いました。また勝つためには戦術を理解する必要があると考え、座学を導入し、チーム一丸となって戦術の改善や効果的な練習方法について取り組みました。
これらの活動を続けた結果、念願のリーグ昇格を果たすことができました。この経験を活かし、貴社でも課題に対し積極的に新しい提案を行い、活躍できる人材になっていきたいです。(400字以内)
自分で部活動の練習方法の問題点を見つけ、独自のアイデアを提案して解決したことが伝わります。会社でも、人から課題を与えられるだけでなく、自分で課題を見つけて改善に取り組むことが重要です。部員とのコミュニケーションにおいて工夫したことがあれば、説明することでより具体性が伝わるでしょう。
実際の職場では、自分ひとりで改善できることは少ないはずです。周囲の人々を巻き込んで改善を達成する力が必要になるので、周囲を巻き込んだ経験がないかいま一度探してみましょう。
学業
私の強みは柔軟性です。私はゼミでの論文執筆で柔軟性を発揮しました。
ゼミでは、3人のグループでひとつの論文を執筆しました。執筆を始めた当初は、私以外の2人がそれぞれ意見を譲らず、相手の意見を否定して感情的な口論になってしまうことが多くありました。そこで私は、建設的な議論ができない険悪な雰囲気を打開するために、自分の意見をむやみに主張せず、2人の意見の強みと弱み、共通点と相違点を整理するように心掛けました。
この取り組みによって、有意義な意見交換ができる雰囲気を作り上げることに成功しました。2人の意見の良い点を組み合わせつつ、最終的には私の出した意見が採用され、期日までに論文を執筆できました。少人数のグループではありますが、責任感を持って取り組み、貴重な経験ができたと自負しています。
貴社でもこの強みを活かして、多くの意見を取り入れながらお客様に適した提案をしたいと考えています。(400字以内)
自分を含めて3人という少人数ですが、適切に意見をまとめ上げたエピソードによって柔軟性をアピールしている例文です。実際の業務でも意見をまとめなければならない場面は多くあります。意見を適切にまとめた経験をアピールすることで、採用担当者に自分が働く姿をイメージしてもらえるでしょう。
例文のように、実際の業務でどのように柔軟性を活かすかを述べることが大切です。職種や企業によって求められる柔軟性は異なるため、志望先ごとに適した言い回しをするのがポイントです。
アルバイト
私の強みは、臨機応変に対応する力です。
私はアルバイトで居酒屋のホールスタッフを担当しています。ホールスタッフは、お客様が何を求めているのかを速やかに察知する必要があります。お客様に声をかけられる前に、こちらからお声がけすることを心掛けています。例えば、お客様が店内を広く見まわしている場合、お手洗いを探している可能性が高いといえます。お客様がお酒のリストを眺めている場合は、注文した料理に合うお酒を探しているかもしれません。お客様の様子を観察してニーズをいち早く察知し、お客様に合わせて適切な案内をしています。この心掛けを続けた結果、多くのお客様に感謝していただけました。
貴社でも、お客様のニーズを察知して臨機応変な対応をすることで、お客様が抱える問題を解消したいと考えています。(350字以内)
アルバイト中にさまざまなケースを想定して柔軟に対応していることがアピールされています。具体的なケースを複数挙げているで、担当者がイメージしやすくなっていることが特長です。
実際の仕事においても、相手の立場になって物事を考えることは重要です。想定外のトラブルが発生したときに自分で考えて行動した経験があれば、自己PRでアピールすることをおすすめします。トラブルが発生しても慌てずに対応できれば、高い評価を得られるでしょう。
留学
私の強みは、環境に合わせて柔軟に適応できることです。
私は大学3年生のときに、語学力向上のためにカナダに1年間留学した経験があります。留学した初めの頃は、日本と異なる生活の様式や食事、文化に戸惑うことが多くありました。しかし、一刻も早くカナダでの生活に馴染み語学の習得に専念するために、日本での習慣や価値観を断ち切り、まずは勧められたことや教えられたことに何でもトライすることを心がけました。全てが初めての経験だったため何事にも不安や緊張がありましたが、まず受け入れる姿勢を持つことで、周囲の人とのコミュニケーションも円滑になり、生活に溶け込み、本来の目的である語学力の向上にもつながりました。
この経験により、成長のためには変化を受け入れること、行動することが大切だという学びを得ました。入社後、どんな環境においても素早く適応し、人一倍早いスピードで成長し活躍したいと考えています。(400字以内)
柔軟性を、「環境に合わせて適応する」と言い換えることで、自分の魅力が伝わりやすくなっています。グローバル企業に応募する際は、海外の環境に馴染んで生活したことが高い評価につながるでしょう。
留学で語学力以外に「成長のためには受け入れることが大切だという学び」を得たことも、他の志望者と差別化できるポイントです。面接選考に進んだ場合、具体的に留学先で苦労したことを尋ねられる可能性があります。具体的に答えられるよう想定しておきましょう。
インターンシップ
私の強みは、相手の立場になって物事を考える柔軟性です。
私は長期インターンシップで柔軟性を発揮しました。インターンシップでは、新規事業のアイデアをグループで出す課題が出されました。話し合いを始めた当初、なかなか意見が出ず、議論が難航してしまいました。意見が出ない原因は、初めて会うメンバーばかりで一人ひとりが遠慮し合っているためだと私は考えました。そこで私は、積極的に自分の意見を言いながらも、一人ひとりに「○○さんはどう思いますか?」と尋ねて意見を引き出し、優れた点を褒めることを心掛けました。雰囲気づくりをしたことで、魅力的な意見が多く出て、その後の発表会でも社員の方々から高評価をいただくことができました。
貴社でも柔軟性を活かし、意見や立場が異なる人とも円滑なコミュニケーションをとり、問題の解決を目指したいと思います。(400字以内)
柔軟性を持って周囲と円滑にコミュニケーションをとったことをアピールする例文です。実際の業務でも、上司、同僚、他部署などのさまざまな意見をまとめ上げ、適切に問題を解決することが重要視されます。
冒頭で「相手の立場になって物事を考える」と述べることで、自分の魅力がより伝わりやすくなります。応募先に合わせて適した表現に言い換えましょう。
ESで柔軟性をアピールするときのポイント
柔軟性を言い換える
「柔軟性」という言葉の捉え方は人それぞれなので、柔軟性の中でもどのような点が強みなのかコアとなる部分に焦点をあて、具体的に言い換えてアピールすることも効果的です。
例えば、柔軟性を「臨機応変に対応できる」「どんな環境にも適応できる」と言い換えることで、自分の魅力が採用担当者により一層伝わるでしょう。
- 臨機応変に対応できる
- どんな環境にも適応できる
- 物事を素直に受け入れられる
- 環境の変化に対応できる
- 相手の立場になって物事を考えられる
- 既存のルールにとらわれない柔軟な発想を持つ
- 多くのアイデアを受け入れられる
- 広い視野を持って行動できる
具体的なエピソードを述べる
前述したように、具体性に欠けていると、信憑性が低く、自分の強みである柔軟性が十分に伝わらないかもしれません。自分がどのように考え、どんな行動に移したのかを丁寧に説明しましょう。
柔軟性をアピールする際は特に、自分の考えが重要視されます。その場の空気に流されたのではなく、自分の明確な考えで行動したことをアピールしてください。
想定していた成果が得られなかったときは、反省点を述べることもおすすめです。失敗しても諦めずに取り組む姿勢を述べることで、柔軟性とともに忍耐力や継続力をアピールできます。
企業に応じて柔軟性のアピール方法を変える
業界、職種、企業によって求められる柔軟性が異なります。新規顧客営業であれば、顧客の立場になってニーズを考えることが大切です。企画職であれば、既存の製品やサービスとは異なる独創的なアイデアが必要とされます。
また社会を支えるインフラに携わる企業では、自分のやり方で勝手に仕事を変えると、トラブルが発生し人々の生活に悪影響を与える恐れがあります。インフラ企業では、どんなトラブルが発生しても慌てずに適切な対応をとる柔軟性が求められるでしょう。
志望企業のホームページや応募要項などを見て、それぞれの企業が求める柔軟性を把握しておくことが大切です。手間はかかりますが、志望先に合わせて柔軟性の伝え方を適切に使い分けましょう。
ESで柔軟性をアピールするときの注意点
自分の意見を持つ
柔軟性として人の意見を受け入れることをアピールすると、人の意見に流されて自分の意見を言えないのではないかと思われる恐れがあります。人の意見を取り入れることは大切ですが、人に言われたことしかできない、受け身の姿勢では、企業で活躍するのは難しいでしょう。
人の意見を受け入れることだけでなく、自分の意見も持つことも重要です。人の意見を聞き入れたエピソードを述べるときは、意見を聞いて自分はどう考えたのか、どう行動したのかを併せて伝えましょう。
忍耐力もあることを述べる
環境の変化に合わせて柔軟に対応することは重要ですが、やみくもに対応を変えると、忍耐力や継続力が不足していると思われてしまうかもしれません。実際の業務では、時間をかけてじっくりと対応しないと解決できない問題もあります。
無計画にその場しのぎの対応をすると、さらなるトラブルを招いたり、上司や同僚、顧客の信頼を失ったりする恐れもあります。柔軟性とともに、物事に忍耐強く取り組む姿勢やコツコツと継続する能力もアピールしましょう。
決断力も大切にすることを述べる
多くの独創的なアイデアを持っていても、優柔不断で何も行動できないと、仕事が滞ってしまいます。多くの意見・アイデアを持ったうえで決断し行動することが大切です。
どんな場面でも決断には不安が伴いますが、勇気をもって決断する気持ちもアピールできれば、評価が高まるでしょう。自己PRでは、決断に至ったプロセスも説明しましょう。何も考えずに決断したと思われないように気を付けてください。
行動の内容と矛盾しないように気を付ける
自分の強みとして柔軟性をアピールする場合、行動の内容と矛盾しないよう注意が必要です。ESで柔軟性を述べているにも関わらず、グループワーク選考や面接選考など集団で行動する際、他の志望者の意見を聞かずに自分本位で話を進めてしまったり、想定外の質問に対応できないと、柔軟性に欠けると判断されてしまう可能性があります。
エントリーシートでアピールして終わりではなく、その先の選考においても柔軟性を持っていることを行動で示すことが大切です。本当に自分の強みが柔軟性なのか、普段の行動に相違がないか改めて確認しましょう。
書き方に注意して柔軟性を伝える自己PRをつくろう
様々な業種や職種で求められる柔軟性は、社会人の基本と言ってもいい大切な要素です。自己PRでアピールすることも可能ですが、一歩間違えるとネガティブな印象を与える可能性があるため、書き方に十分注意しましょう。
また、「柔軟性」は部活動やサークル活動だけでなく学業やアルバイトなど多くのガクチカから深堀りして伝えることのできる自己PRになります。志望企業が求める柔軟性を見極めたうえで自己PRをつくりましょう。